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東海道貨物線での試運転で、折返しのため根府川駅に停車中のクモヤE493系01編成。 手前からクモヤE493-1+クモヤE492-1。 前面の顔付きはちょっと前にデビューしたGV-E197系と同じです。
2021年12月22日 根府川駅

クモヤE493-1とユニットを組む相方、クモヤE492-1。 ホーム端に停車していたため、正面は撮れませんでした。
2021年12月22日 根府川駅

牽引される車両に合わせられるように、ジャンパー栓、ブレーキホースが所狭しと並び、 連結器はJR東日本のEF64やEF81でお馴染みの双頭連結器となっています。
2021年12月22日 根府川駅


 機関車にはブレーキ弁が二つありますが、 電気指令式ブレーキの客貨車牽引の限定でワンハンドルの機関車があっていいように思うのですが。 そうなると機関車の形式なのか、電車・気動車の形式なのか、 単に附番だけの話になりますかね。 今月の友情出演は実質機関車のクモヤをご覧ください。
(2023年3月 H・T)
クモヤE493-1の形式表示。
2021年12月22日 根府川駅

 この車両も、GV-E197系同様、JR東日本の機関車在籍に影響を与える車両です。
 JR東日本は、寝台客車列車が廃止され、機関車はイベント列車や電車や気動車等の検査回送、 新製車輸送に、使用されるだけとなりました。 イベント用は別としても回送のためだけに機関車を残すのは運用効率が悪く、 養成人件費も発生することから回送等は電車で牽引することになり、誕生したのがクモヤE493系です。 私鉄各社でも西武鉄道や相模鉄道等が電車牽引となり、JR西日本などは除雪車が気動車化されて、 JR旅客会社からは急速に機関車が無くなっています。
 さて、E493系はオールステンレス構造、全長21,100mm、 全幅2,800mmで中央本線の狭小トンネルに対応した低屋根で、 クモヤE493形とクモヤE492形が2両1ユニットとなり、牽引します。 牽引両数に応じ、4両編成となることも考慮されています。 ブレーキ方式は自車は回生ブレーキ付き電気指令式空気ブレーキを採用、牽引される車両に合わせ、 電気指令式と空気ブレーキが使用できるように切り替えられます。
 量産先行車の01編成が2021年2月、新潟トランシスを出場、現在尾久車両センターに配置、 各種試験を行っています。2023年度に1編成登場とアナウンスされています。
 JR東日本の機関車、今後イベント用に残るか気がかりです。
(2023年3月 T・O)