トップナンバーアルバム

終点博多を目指すSM1編成「かもめ8号」。 先頭からクモハ885-1+モハ885-1+サハ885-1+サハ885-101+モハ885-101+クロハ884-1となります。
2019年12月15日 南福岡駅

大分駅で出発を待つ「ソニック32号」。先頭はクモハ885-1です。
2021年 4月18日 大分駅

特急「かもめ」と「ソニック」の共通運用化で、 車体側面のロゴは「AROUND THE KYUSHU SINCE 2000」へ変わりました。
2021年 4月18日 大分駅

クモハ885-1の先頭部に残るロゴエンブレム「かもめマーク」。 なお、「ソニック」用として登場した2次車は「Sマーク」です。
2021年 4月18日 大分駅


 国鉄の分割民営化でJR各社がそれぞれ独自の車両を新製するようになりました。 その中でJR九州は斬新なデザインの車両が多く、個人的にも好きな車両が多いですね。 今月の友情出演は、そんなJR九州の特急車からクモハ885形をご覧ください。
(2021年8月 H・T)
 JR九州は、「見て面白い、乗って楽しい車両」を積極的に作ると感じています。 特に、JR発足後に誕生した特急車両達は、その最たるものです。  今回のトップナンバーは、その中からクモハ885-1を取り上げます。 私が初めて885系特急「かもめ」に乗車したのは2007年の島原鉄道旅行の時でした。 たまたま、先頭車に乗車しトンネルに入った時、 一瞬で運転室と客室を仕切る透明だったガラスが白色化、 「ワォー!」と驚いたことは今でも覚えています。
 さて、885系は、トップナンバーでも取り上げた783系と 485系を使用していた長崎本線特急「かもめ」のスピードアップするために、 2000年3月のダイヤ改正で登場しました。 長崎本線のカーブに対応する振り子式特急電車です。 JR九州は、すでに「ソニック」用883系振り子電車を運用していましたが、 最高速度は130km/hで同じものの、80km/h以上の高速域での性能を向上させました。 日立製のアルミ車体を採用、主回路制御は883系に続きVVVFインバータ制御です。 パンタはシングルアームで、振り子の動作に影響されないように台車枠直結の支持台上に設置されています。
 外観は、水戸岡鋭治さんが主宰するドーンデザイン研究所が担当し、 ドイツ高速列車ICE3を彷彿するような丸みのある非貫通流線形となっています。 聞くところによるとこのデザイン採用にあたり、水戸岡さんがかねてから親交があった、ICE3デザイナー、 アレクサンダー・ノイマイスターさん本人から承諾を得たそうです。
 2001年には、特急「ソニック」増発用として一部設計変更された2次車が製造されて、 さらに「かもめ」と「ソニック」共通運用化に伴い、それぞれにあったロゴも共通化されています。 また、「かもめ」用1次車は登場時、 前面窓周りと車体下部の帯が黄色でしたが2次車と同じ青色に塗り替えられています。
 西九州新幹線部分開業(2022年3月)が来年に迫り、在来線特急車両は、 当面の間登場はないと思いますが、JR九州は、 また「見て面白い、乗って楽しい特急列車」が発表されることを期待しています。
(2021年8月 T・O)

日豊本線特急として登場した883系。写真はAO-18編成。先頭車はクモハ883-8です。
2019年12月14日 香椎駅

AO-18編成は当初5両編成でしたが、2両増備し7両となりました。 増備車は1000番台で、885系と同じアルミ車体、機器も同じですが運転特性は883系に合わせています。 隣サハ883-8のステンレス車体とは車体リブや断面、窓など違いがあります。 883系0番台はM-Tユニットでパンタはサハに搭載されています。 増備した1000番台車は、885系と同じでパンタはM車搭載。
2019年12月14日 香椎駅