トップナンバーアルバム

クモハ713-1。前面に「サンシャイン」マークを貼り付けています。
2019年11月10日 宮崎車両センター

クモハ713-1の相方クハ712-1です。この時は、クモハ713-4編成と併結した4連でした。
2018年9月13日 逗子駅

台車は、空気ばねを採用した417系とは異なり、コイルばねです。 クモハ713形(左側)がDT21D、クハ712形(右側)がTR62。 全編成、シングルアームパンタに換装されています。 なお、形式番号は、連結面寄りに表記されています。
2019年11月10日 宮崎車両センター

クハ712の前面はクモハ713にあるジャンパー栓受けがありません。 写真はクハ712-3です。
2019年11月10日 宮崎車両センター


 最近の首都圏のJRの車両は側面から見ると帯の色が違うだけ。 昔、どこへ行っても103系ばかり、なんて言ってましたが、 103系と113系が合体してしまった現代はねぇ。 個人的には「113系を2扉にしたら魅力的な電車になりそう」と思っていましたが、 417、713系或いはキハ47はちょっとイメージが違うんです。 117系とか115系3000番台、東武の6050系、西武の4000系あたりのイメージですが、 首都圏の事情はそんな車両を許してくれませんね。 今月の友情出演は、そんな好みの路線とちょっと違う713系をご覧ください。
(2019年12月 H・T)
 鉄道路線の乗り潰しをしていると、途中でトップナンバー車両を見かけることがあり、 出会った車両は、何回かトップナンバーアルバムに掲載しています。 今回も、JR九州の宮崎空港線、日南線乗り潰しで見かけた車両です。 日南線には、1977年(昭和52年)、南宮崎〜青島間に乗車していましたが、 終点の志布志までは行っていません。 当時、発売されていた「九州周遊きっぷ」での旅行でしたので、乗車可能でしたが、 時間的な制約があったのか、それとも当時の志布志駅は、大隅半島の鉄道拠点として機能し、 現在の日南線以外に、志布志線(西都城〜志布志)、大隅線(志布志〜国分)の発着がありました。 その時は、志布志駅は大きな駅で「すぐに、来るだろう」と思っていたのか、 記憶は定かではありませんが、その後訪れることもなく約40年が過ぎてしまいました。 久しぶりに乗車した日南線は、 宮崎駅から南郷駅まで災害で廃止された高千穂鉄道の車両を転用した特急「海幸山幸」が走っていますが、 終点の志布志駅は、志布志線、大隅線が国鉄再建法により廃線となり、 現在は1面1線だけの「ローカル線終着駅」に様変わりしてしまいました。 志布志機関区跡地に整備された「鉄道記念公園」に当時の面影が僅かに残っている程度です。
 話が横道に逸れてしまいましたが、今回のトップナンバーはクモハ713-1です。 1970年代地方都市圏では通勤・通学の需要が高まり、 国鉄がそれまで運転をしていた客車列車では、スピードアップや乗降時間に問題があり、 改善要望が出ていました。 既に、401系、403系、421系、423系を含む415系列が登場していましたが、 片側3扉が必要な程の多客対応設備は求められないことや、ホーム高さが客車用で低く、 車両にステップを取り付けるかホームの嵩上げをしなければならないなどがあり、 輸送事情に合わせ、乗降口をやや中央に寄せ、 デッキ無し片側2扉ステップがある構造の417系が1978年(昭和53年)、仙台地区に登場しました。 同じ車体構造を持ち、交流電化された長崎本線の客車列車を電車化するため、 1983年(昭和58年)に交流専用車として製造されたのが713系です。 制御方式をサイリスタ位相制御による他励界磁や交流電車で初となる交流回生ブレーキを採用しました。 製造されたのはクモハ713+クハ712の2連4本ですが、 試作車の位置づけで900番台(901〜904)が付与されています。
 しかし、国鉄の財政悪化でコストが抑えられ、余剰となっていた581系、 583系改造の交直両用の419系と交流専用の715系、更に451系列の急行形車両に417系、 713系の車体を踏襲した413系、717系を投入する方針に転換されて、 713系は試作された8両の製造だけで終了しています。 因みに、417系もクモハ417+モハ416+クハ416の3連5本で生産を打ち切られています。
 713系は、JR発足後も長崎本線、佐世保線で運用されていましたが、 813系を増備し投入したことで、 1996年(平成8年)宮崎空港線が開業すると宮崎空港駅〜宮崎駅間のシャトル列車「サンシャイン」 に転用されました。 その時、客室扉間の座席を485系廃車発生品である回転リクライニングシートに取替え、 車端のロングシートもバケットタイプに改造されています。
 そして、2008年〜2010年にかけ、主制御機器の換装を伴う更新が施工され、 車番が0番台(クモハ713-1〜4+クハ712-1〜4)に改番されました。
 現在は、鹿児島車両センターに所属していますが、宮崎空港線運用が主体のため、 宮崎車両センターに常駐しています。 宮崎車両センターは南宮崎駅横にありますので駅からいつでもその姿を見ることが出来ます。
(2019年12月 T・O)

宮崎車両センターには特急「海幸山幸」用のキハ125形400番台が配置されています。
2019年11月10日 宮崎車両センター

志布志機関区跡地に整備された「鉄道記念公園」入口です。 C58 112号機、キハ52 130、ヨ8951が静態保存されています。
2019年11月10日 志布志鉄道記念公園