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「クモハ471-1」の表記。冷房改造され、室内両端はロングシートになっています。 2006年10月28日 富山駅

クモハ471-1を撮影した時は10月28日の朝6時で、まだ暗くかなり 荒い画像となってしまいました。
なお、登場時のヘッドライトはもちろん大目玉、運転室直後の客室 扉は外吊り式でした。 2006年10月28日 富山駅


 学生時代に愛用したワイド周遊券、ミニ周遊券は、急行の自由席が乗り放題だったので、 電車・気動車の急行形にはずいぶんお世話になりました。 しかし、交直両用の急行形の色がどうも好きになれません。 色で言えばJR西日本になってからの北陸色も好みではありませんでした。 そんなことで、私の中では153系や165系に比べて格段に冷遇されている交直形ですが、 100kwモーターの初期形から471系を友情出演でご覧ください。(2013年7月 H・T)
 まずは、クロハ455-1の時にも使った交直両用急行形の表です。



 北陸へは何度も行っていますので正確な日時は忘れてしまいましたが、 2004、5年(平成16、17年)頃、富山駅から乗った普通列車がクモハ471-2でした。 「あれ、まだいるのか!」と思い、早速帰宅後、配置表を見てみました。 なんと、471系はクモハ471'+モハ470の1、2、9の3ユニットが現役でした。 またクハ451(電動車のみ形式区分があり、クハ・サハ・サロなど付随車は451系と共通で連番)も現役で、 昭和40、50年頃にタイムスリップしたような世界でした。 471系は165系より古く、1962年(昭和37年)に451系とともに登場していますので、 乗った時点では動態保存を除いてJR最古の現役営業車両といえたのではないでしょうか。 さすがに、連結する475系、457系に性能を合わせるためモーターは100kWのMT46から120kWのMT54に載せ換えていました。
 JR西日本は安全対策投資で車両更新が遅れていましたが、 北陸地区へ521系投入が始まっています。471系は“1”“9”が2011年4月1日付けで、 残った“2”も2012年6月25日付けで廃車となり、形式消滅をしてしまいました。 しかし、2013年4月1日現在でも475系・457系急行形がまだ44両残っています。
 ただ、2015年春に、北陸新幹線長野〜金沢間が開業し、 北陸線直江津〜金沢間は第3セクターへ移管されますので、 急行形は車齢を考えると生き残るのは難しいような気がします。 169系(最後はしなの鉄道)がなくなり、 475系・457系が消えると国鉄史の1ページを飾った急行形車両を見ることが出来るのは博物館、 そして模型だけとなり一抹の寂しさを感じます。(2013年7月 T・O)


クモハ471-1+モハ470-1と編成を組んでいたサハ455-2です。2010年(平成22年)3月31日付けで廃車となっています。 2006年10月28日 富山駅