トップナンバーアルバム

尾張一宮駅に停車中のクモハ313-1他3両。この編成の中間車モハとサハはトップナンバーですがクハは312-7となっています。
2008年9月13日 尾張一宮駅


転換クロス車ですが実際に転換できるのはドア間の3窓分だけでドア横と車端部は固定されているので半数は転換出来ません。
2008年9月13日 尾張一宮駅


中央線に投入されたクハ312-1他1000番台3両。窓の割付は0番台と同じで外見では区別できません。
2004年8月12日 多治見駅



 国鉄が分割民営化され、JR各社はそれぞれの実情に合わせた車両を投入するようになり、 地域の特色が鮮明になってきましたね。名古屋圏には103系もいたのですが、 JR東海が用意した新車は3扉の車体に3種類の座席を組合わせた313系です。 名鉄との競争を意識する必要のある名古屋圏では4扉車は不要なんでしょうね。 (2009年3月 H・T)
 中京地区の東海道線新快速や中央線の有料定員制ライナー運用から閑散線区のローカル線運用までこなし 今やJR東海の顔となった313系のトップナンバーです。313系は1999年(平成11年)から運用を開始した一般型直流VVVF車ですが、 当初から投入線区に合せ、転換クロスシート車、セミクロスシート車が製造されています。 東海道線などに投入された転換クロスシートの0番台と御殿場線などに投入されたセミクロスシートの3000番台は知っていたのですが、 さらに番台区分があるとは知りませんでした。 2004年8月太多線の乗り潰しで多治見駅に着くと反対側のホームに止まっていた普通名古屋行きにクハ312-1がいました。 「あぁ、トップナンバーだ!」早速撮ろうとして中津川側へ行くとクモハ313-1001でした。 「あれぇ?」と思い、帰宅後調べると中央線にはドア間は転換クロスシートですが、 車端部はロングシートとなった1000番台がいたのです。
 その後、専用貨物を撮りにまたまた名古屋に出かけたとき、 東海道線で運用されているクモハ313-1を尾張一宮で捕まえることが出来ました。
 なお、クハ312-1が1000番台に組み込まれていたのは、クハには車端部にトイレが設置されており、 反対側は固定クロスとなっているため(その後の増備は交通バリアフリー法によりトイレが大型化され、 反対側には座席はない)0番台となっていたのでした。また、製造年を見ると「平成10年」となっていますので、 中央線に投入された1000番台の方が早く製造されたため若い番号が付与されたようです。
 この313系は2006年(平成18年)から113系、115系、123系を置き換えるべく増備され ここでは説明できないような複雑な番台区分となっています。(2009年3月 T・O)