平日の朝、「おはようライナー新宿」で東海道貨物線を上る編成番号 「RE-1」クハ251-1。個性強い顔つきです。運転席から1段上がった 後部に展望席を備えています。
2014年4月5日 二宮〜大磯
特急「スーパービュー踊り子」で東海道線を下る251系トップナンバー 編成。先頭がクロ250−1、2両目がサロ250−1と続き、最後尾がクハ251-1です。
2017年12月31日 大磯〜二宮
伊東線宇佐美駅で交換する特急「スーパービュー踊り子」。 「河津桜まつり」で桜のラッピングがされていました。右が第1編成の クロ250-1、左が第3編成のクロ250-3です。ワイパーが第1、2編成が 3本、第3、4編成が2本と異なっています。
2016年3月12日 宇佐美駅
残り少なくなったブルトレを撮りに行ったオマケで撮れたトップ編成です。(撮影:H・T)
2005年1月19日 3053M スーパービュー踊り子53号 早川〜根府川
高度成長期を背景とした大量輸送は、 国鉄時代の車両を特徴づけているように思います。 通勤型の103系から特急の485系まで標準化を重視し、 少数派、異端車、変形車を嫌っていました。 そんな国鉄時代から大きく転換し、 使用線区別の専用車となったトップバッターが251系でしたね。 今月の友情出演は、そんなスーパービュー踊り子をご覧ください。 (2018年11月 H・T)
1987年(昭和62年)、国鉄民営化によりスタートしたJR東日本は、 翌年の1988年に交直両用特急電車651系を常磐線に投入しました。 そして、1990年(平成2年)第2弾の特急列車として開発・投入されたのが、 伊豆への観光特急に特化した251系です。 設計・開発を考えれば、どちらも国鉄時代に種を蒔いていたのでしょうが、 新生JRに相応しい車両だったと思っています。 さて、251系ですが、従来使用されていた185系が、特急列車としては若干見劣りし、 また、伊豆急が「リゾート21」を投入したこともあり、 ハイグレード観光特急車両として4編成誕生しました。 主回路は205系、211系、651系で採用した界磁添加励磁制御、 台車は651系に準じたヨーダンダンパ付きボルスタレスです。 最高速度は、651系が130km/hなのに対し、使用線区を考慮して120km/hとなっています。 しかし、車内は見晴らしを良くするため、編成中間の普通車はハイデッカー、 東京方の先頭普通車と下田方の先頭グリーン車と続く中間グリーン車をダブルデッカー構造とし、 伊豆への移動手段ではなく、乗ることが楽しめるようになっています。 2002年(平成14年)リニューアルを実施、 グリーン車座席は大形テーブルを装備したボックス式クロスシートからリクライニングシートへ交換し (展望席は除く)、クハ251の展望席を800mm→1,000mmへ拡大、 さらに2007年(平成19年)にはグリーン展望席もリクライニングシート化するなど行って、 乗客のニーズに合うように対応をしています。 しかし、登場から30年近く経ち、JR東日本から2020年春、 プレミアムグリーン車を含む全車グリーン車となるE261系導入が発表され、引退となりそうです。 (2018年11月 T・O)