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209系もホームドアのないホームも過去のものとなりました。 |
平成18年10月7日 横浜駅 |
東海道線に転用された217系を撮っておこうと東神奈川へ出かけた帰り道、 横浜駅で209系のトップナンバー編成に遭遇しました。
非常時対策で半分は窓が開くよう改造されましたが、 この窓はオリジナルですね。
平成4年に重量・価格・寿命を半分とする設計の901系が登場、 翌5年から量産型の209系の製造が開始され、 平成9年までに0番台78編成が南浦和に配属されて京浜東北線の顔となりましたね。 トップナンバー編成は平成5年(1993)2月の東急車輛製、 最初は東急車輛と川崎重工業が担当していましたが平成6年からは新津車両所が一手に製造しています。
新製直後に乗った時は、固定窓の効果でしょうか、えらく静かな電車という印象でした。 しかし、プラスチックを多用した内装には新機軸を感じたものの、 グレーの成形品は無機質で寒々しくて好印象とは言い難かったですね。
電車の税務上の法定耐用年数は13年とのこと、「半分の寿命」は法定耐用年数を想定していたようで、 平成19年から京浜東北線にはE233系1000番台が投入され車齢15年程度で引退となりました。 このトップナンバー編成は平成20年1月に廃車になっています。 この時に半分以上の209系は廃車となりましたが、 車齢の若い(と言っても差は僅かですが)の車は房総半島に転用されてまだ活躍しています。 寿命半分で設計しても、結構長く使えるんですね。
(2020年12月 H・T)
217系のついでに(?)撮れた「ホリデー快速鎌倉」の115系。 サハを組み込んだ6連が専用車のようになっていましたね。 |
平成18年10月7日 東神奈川駅 |