クハ117-1　奇数向きのクハで便所なしでしたが、後に設置。　平成17年3月22日　京都駅

　朝の京都駅で「あかつき・彗星」を撮影し、構内をぶらぶら していると、奈良線の快速で117系のトップ編成がやってきま した。
　首都圏に暮らしていると京阪神地区の「新快速」が羨ましく思えるものです。 当初は113系でスタートした「新快速」も昭和47年からは新快速色の153（165）系が投入され、 京都-大阪間ノンストップで29分、 京都・大阪とも毎時00分・15分・30分・45分発車の15分ヘッドは衝撃的ですらありました。
　153系に代わり、昭和54年にこの「新快速」に投入されたのが117系ですね。 153系時代の「新快速」はまさに「限界への挑戦」と言える走りで、 振動でネジが弛んでバラバラになってしまうのでは？と思うほどでしたが、 117系は台車がDT32に進化したこともあって余裕が感じられたものです。 走りと言えば、「新快速」に追われて必死に走る103系の姿も忘れられません。
　その117系も「新快速」の座を後輩の221系に譲って各地に転じているのですね。 (2005年11月 H・T)

モハ117-1　制御器を持つM車。親族の185系、115系3000番代ともどもパンタの位置が通常と異なる。 平成17年3月22日　京都駅

モハ116-1　制御器を持たないM’車。　平成17年3月22日　京都駅

クハ116-1　偶数向きのクハで便所付き。　平成17年3月22日　京都駅