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ご覧の通り、手前に保線用モーターカー、奥(ホーム側)には降ろしたレールが積みあがっていましたが、 形式番号だけは撮れました。
2014年2月23日  吉原駅

キヤ97-1(手前)とキヤ97-101。運搬中のレール固定器はキヤ97-101に備えられています。     2014年2月23日  吉原駅

キヤ97-1の特徴ある運転台。台枠に検測車キヤ95形のような運転台 が載り、前面にはステップがあります。   2014年2月23日  吉原駅

これから基地がある名古屋へ向けて帰ります。       2014年2月23日  吉原駅


 事業用車は、昔から色々と面白い車両が多いのですが、 「博物館か何かのカットモデルを輸送中」みたいなキヤ97をT・Oが捕獲してきたのでご覧ください。 (2014年3月 H・T)
 2014年(平成26年)2月21日(金)に名古屋から定尺レール(25mレール)を吉原駅まで運搬してきたキヤ97が そのまま吉原駅側線に留置されたという情報を入手しました。 翌22日(土)は用事があり、翌々日23日(日)に吉原まで行くと、まだ止まっています。 しかし降ろしたレールとモーターカーに挟まれ、良い位置とはいえません。 とりあえず2、3枚写真を撮り、岳南電車(2013年4月に名称変更)に行こうと思っていると、 運転士がきて、仕業点検を行い、エンジンを始動させました。 名古屋まで帰るダイヤは公表をされていませんが、鉄ちゃんが一人ホーム端でカメラを構えています。 聞いてみると「あと、10〜20分ぐらいで動きだしますよ」と返答がありました。 逆光でしたが、さほど強い日差しではなく、撮影することが出来満足して帰りました。
 さて、JR東海は保有する客車は老朽化で廃車、通過する「九州ブルトレ」も廃止で機関士養成を取りやめました。 それまではレール運搬は機関車とチキの仕事でしたが出来なくなり、 2007年(平成19年)にレール運搬専用の気動車を新製、キヤ97形が誕生しました。 特徴は、床下にディーゼルエンジンなどを搭載したため、 魚腹部が上に張り出しチキとは逆構造となっていることです。 25m定尺レールを運ぶため、車体長は18.2mで背面連結をして2両編成で運用しています。
 なお、ロングレール運搬用に2008年に先頭車キヤ97形200番台と中間車キヤ96形0番台、 キサヤ96形0番台が誕生しています。 下廻りはキヤ97形0番台と同じですが、ロングレールのため中間車が誕生し、 両端も積み下ろしで独特の運転台となっており撮ってみたいと思っています。 (2014年3月 T・O)