トップナンバーアルバム

新飯塚に停車中のキハ31。当初の目的の通り近郊区間での単行、 ワンマン運転で使用されています。
2007年11月23日 新飯塚駅


 秋になると大学の鉄研の仲間と旅に出ることが定番になって何年になる でしょうか。昨年は、『廃止が囁かれる「はやぶさ」に乗って路線短縮が 発表された島原鉄道を訪ねる旅』でした。私は参加出来なかったのですが、 T・Oがトップネタを仕入れてきてくれました。(2008年3月 H・T)
車体のデザインは古さを感じませんが、
行先表示がサボとなっているのはやはり時代です。
2007年11月23日 新飯塚駅
 大都市圏は大方乗り潰しをしたのですが、地方のローカル線がまだまだ です。昨年2007年秋に平成筑豊鉄道、後藤寺線、香椎線と回りました。平 成筑豊鉄道の直方から金田経由で田川後藤寺、そこから後藤寺線で新飯塚、 篠栗線、香椎線のルートを辿ったのですが、田川後藤寺は連絡が悪いと言う より、そのようなルートで乗車する人は少なく駅の待合室で30分以上待ちま した。駅の案内放送でホームに出るとこのキハ31がディーゼル音を響かせな がら進入してきました。30分以上待ってトップナンバーだったりするとなん となく気分がよくなります。
 さて、このキハ31ですが1987年(昭和62年)の国鉄民営分割化に先立ち、 前年、九州、四国、北海道にそれぞれの地域の要望にそって投入された形式 の一つです。四国のキハ32、キハ54、北海道のキハ54 500番台と仕様は異な っていますが、新製価格低減、ランニングコスト節減、ワンマン対応を主眼 として設計され、台車、変速機は廃車発生部品使用、折戸などバス部品の積 極的採用は共通しています。キハ31は1エンジンですが、急勾配に対応するた め17mステンレス車として軽量化しまた都市近郊区間が主目的ですが、新幹線 0系の転換クロスシートを2+1列に改造観光用としても使用可能な設計となって います。(2008年3月 T・O)