トップナンバーアルバム

キハ281-1: キハ281形は運転室、トイレ付でドアが2カ所。定員は48名。
平成5年製の1から6、平成4年製の試作車901・902があるが、仕様はほぼ一緒。
5017D「スーパー北斗17号」 函館 平成14年11月7日

キハ280-1: キハ280形は中間車で、キハ281形と同じく試作車901は平成4年製、量産車は平成5年製。
1から4の0番代は車椅子対応トイレ、多目的室があり定員は51名。 101から110の100番代と試作車901はトイレなしで定員が60名。
5013D「スーパー北斗13号」 函館 平成14年11月7日

キハ280-1: 平成17年からエンジンの換装が行われており、床下の様子が少し変わっています。
「スーパー北斗」の運転開始に合わせて「北斗」用には130キロ対応のキハ183系が用意されました。
5003D「スーパー北斗3号」 苫小牧 平成20年11月15日

キロ280-1: キロの試作車はなく、1から4が平成5年製。座席は2+1の3列シートで定員は26名。 車販準備室、車掌室があります。
5017D「スーパー北斗17号」 函館 平成14年11月7日


 私は気動車のエンジンと言えばDMH17が当たり前の世代ですので、気動車イコール鈍足というイメージが強いのです。 それ故、近年の気動車の俊足ぶりには目を瞠るものがあります。
 今月は、そんな新世代特急DCからJR北海道のキハ281系をご覧ください。 と言いながら、JR北海道の3系列のどれがどれだかわからない始末。ここで新世代特急車のおさらいをしましょう。
 JR北海道のトップバッターがキハ281系。 「スーパー北斗」用で最高速度130キロ、制御付自然振り子機構により曲線通過速度+30キロ。 同じ頃、JR東日本ではE351系「スーパーあずさ」が登場しており、 各社がスピードアップの切り札として振り子に取り組んでいた時期ですね。
 キハ281系の発展形であるキハ283系は振り子角度を大きくして曲線通過速度が+40キロ。 当初は「スーパーおおぞら」、増備により「スーパー北斗」の増発と「スーパーとかち」に。
 3番目のキハ261系は、「スーパー宗谷」用でコスト削減が図られる。 自然振り子をやめて空気バネによる車体傾斜方式に変更。 曲線通過速度は+15キロから+25キロ(曲線半径によって異なる)。 「スーパーとかち」用1000番代が増備される。
となる訳ですが、一番新しいキハ261系が順送りの285ではなく261とされているので、 新旧の区別がわかりづらいところです。
 「スーパー北斗」は、キハ281×2、トイレ付キハ280の0番代×1、トイレなしのキハ280の100番代×3、 キロ281×1の7連が基本編成。 多客期には中間に増結が行われますが、次のキハ282を組み込むことも出来るそうです。
 事故が続いたので、キハ183系置き換え用は廉価版のキハ261系になるようです。 また、 事故以降は減速ダイヤとなり俊足ぶりが削がれてしまっているのは残念なことです。 (2014年11月 H・T)