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側線でたたずむキハ101。汚れが目立っています。   2006年7月29日  山形駅


 国鉄という組織は特種・限定的な車輌を好まなかったのですが、 民営化の頃は他への転用が不可と思える専用車を次々と送り出してきました。 車輌がバラエティーに富んできた反面、なじみのない車輌も多くて覚えきれなかったりするものです。 今月の友情出演は、私も見たことがないキハ101をご覧ください。
(2006年11月 H・T)
 まずは、最近交わした友人との会話です。
小生 「左沢線(あてらざわ・せん)に乗ってきたよ。」
友人 「左沢線か。おばあちゃんが山形だったので学生時代にあの辺はすべて乗り潰ししたなぁ。 ところで、今、何が走っているんだい?」
小生 「左沢線しか走っていない101だよ。」
友人 「えぇ〜、あそこ、直流電化したのかい!101系はまだ生きているんだ。」
小生 「ちがうよ。キハ101だよ。」
友人 「なんだぁ〜。101系、もう線路から消えているよなぁ〜。」
 小生も「キハ」を省いて「101」と言ってしまいましたのでいけなかったのですが、 友人もしばらく鉄分補給していなかったため、まだ101系が動いていると思ったのでした。
 しかし、我々世代は「101」と言えば、最初に中央線に投入された通勤電車の「101」で、 キハ101は非常に印象が薄い車輌です。
 さて、キハ101はJR東日本が地方ローカル線用に開発した16m、 セミクロスシートのキハ100を左沢線用にしたものです。 全線乗っても30〜40分という乗車時間や通勤・通学時の混雑を考慮し、 ロングシート、トイレ無しです。また踏切での衝突対策として乗務員室を延長し、 車長が17mとなっています。塗装はライトブルーを基調として、軽快な感じとなり、 「FRUITS LINER」のロゴと左沢線オリジナルの△マークが正面とドアの横に付いています。 (2006年11月 T・O)


山形駅のホームには鉄ちゃんが何人かいましたが、キハ101を撮影している人はゼロ。
皆さんはこちらを撮っていました。ビュー風っこのキハ48-547とキハ58を使用した「山寺芭蕉号」。
2006年7月29日  山形駅