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量産先行車であるトップナンバー編成は、竣工後東海道貨物線で試運転を行いました。 手前が11号車クハE235-1。次が10号車でサハE231形4600番台から改造されたサハE235-4620です。 なお、車体の色は、103系からの山手線ラインカラーである黄緑を継承していますが、 ホームドア設置で横帯を縦へ変更しています。 |
2015年4月19日 二宮〜大磯 |
クハE235-1。試運転は東海道貨物線で行われましたが、折返しは根府川駅でした。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
9号車モハE235-1。パンタを装備しています。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
8号車モハE234-1。モハE235とユニットを組みます |
2015年4月18日 根府川駅 |
7号車サハE234-1。補助電源装置を搭載しています。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
4号車サハE235-1。線路設備モニタリング装置を搭載しています。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
クハE234-1。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
3号車モハE235-3屋根に、架線状態監視装置を搭載しています。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
10号車は山手線用E231系で6扉車と差し替えたサハE231系が 車齢が若いため、改造して組み込まれています。「sustina」では なく、車体形状が他車と異なり異彩を放っています。 |
2015年4月18日 根府川駅 |
JR東日本は通勤型と近郊型の区別がなくなり、 E231系からE233系、E235系とモデルチェンジしながら増備されていますね。 どこへ行っても同じ電車しか走ってない、とも言われますが、 この新世代の電車の顔は案外と好きだったりします。
しかし、一つ疑問なのは、顔の断面が車体の断面と異なることです。 なんで車体断面で顔を作らないのでしょうか。 今月の友情出演はそんな新世代の最新車をご覧ください。
(2019年2月 H・T)
今年(2019年)初めてのトップナンバーは、これからのJR東日本を背負うであろうE235系を取り上げました。
E235系は、2000年(平成12年)に登場したE231系、 2006年(平成18年)から投入したE233系に続く次世代車両として2015年(平成27年) 総合車両製作所で落成しました。
・お客様サービス向上
・環境性能の向上
・さらなる安全性と安定性の向上
の3点を基本コンセプトに開発されています。 列車情報管理システムを大きく変更してE231系やE233系で採用された列車情報管理システム 「TIMS」から、更に一歩進み「INTEROS」となりました。 「TIMS」が編成ごとに力行、ブレーキ、車両点検、行先表示、空調などを管理するのに対し、 「INTEROS」では、制御、車両状態監視、情報を地上のシステムとリアルタイムで伝送、 活用出来るようになりました。 トップナンバー編成には3号車(モハE235-3)に架線監視装置、 4号車に線路設備モニタリング装置を搭載して地上基地で常に監視をし、 安全性向上、安定運行を目指すことも行なっています。
また、車体は総合車両製作所(旧東急車両)と東急が共同開発したステンレス車両「sustina」を採用、 電源、制御機器にも最新の技術を取り入れています。
営業運転開始の2015年11月30日には、 「INTEROS」ソフトの不具合からドア開閉や定車位置などのトラブルを起しましたが、 ソフト改修を行い、2016年3月に営業運転を再開しています。 鉄道車両は、「機械」のイメージが強かったのですが、この分野もエレクトロニクス化が進んでいるようです。
(2019年2月 T・O)