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角館駅にゆっくりと進入してきたE6系トップナンバーZ01編成。 「秋田新幹線」と名乗っていますが、 Y字ポイントのためゆっくりとホームに滑り込む姿は「新幹線」という感じがしないのは私だけでしょうか。 |
E611形11号車はグリーン車となります。 手前の12号車には秋田新幹線のシンボルマークが貼られています。 |
角館駅を出発した「こまち号」。大曲側の17号車は普通車です。 |
2022年 8月 2日 角館駅 |
国鉄末期以降、客車はジリ貧で減る一方と困った状況でした。 そして平成も後半になるといよいよ壊滅的状況を迎えてしまいます。 そうなると旅行に出ることも減り、「こまち」は乗ったことがなく、 「つばさ」は郡山→東京で400系を選択した時だけ。 今月の友情出演は出不精になった私とは対象的に出歩いているT・OのE6系をご覧ください。
(2023年3月 H・T)
今回のトップナンバーは、秋田新幹用車両として開発されたE6系E611-1です。
先頭の乗務員扉横に表記されている形式番号。 2022年 8月 2日 角館駅
1997年(平成9年)3月秋田新幹線が開業しました。E3系0番台を新製投入しています。 そのE3系も東北大震災を乗り越え運転を行っていましたが、 東北新幹線内で併結する列車がE2系からE5系に代わり、 最高速度が275km/hから320km/hに引き上げられて、 さらに車両老朽化が進んだことにより登場したのがE6系です。 2013年(平成25年)3月にデビュー、当時はE3系も運用されており、 「スーパーこまち」として運用を開始しました。 当初は東北新幹線内の宇都宮〜盛岡間は300km/hでしたが、 翌2014年にE3系からの置き換えが完了し、愛称を「こまち」とし、320km/hを始めています。
車両の先頭形状が、試験車 E955形(FASTECH 360)でテストされた「アローライン」 を基にノーズが13mもあり、E3系の6mより倍以上長くなっています。 そのため、E6系では6両編成でしたが、定員を減らさないため、7両編成となりました。 また、E5・H5系と同じく空気バネで車体と傾斜させる装置を設置しています。
2022年の福島県沖地震で、「やまびこ」として運転されていたH5系+E6系連結編成が脱線し、 どちらも廃車となっています。 やはり、高速で運転される列車は、機器が精密で脱線等で使用不能となるようです。
(2023年3月 T・O)