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8000系トップナンバー、半室グリーン室の流線型先頭車8001で、 当時は高松・岡山方に連結されて8号車でした。 グリーン室側扉が赤色、普通指定席側扉がオレンジ色塗装です。 |
2010年11月13日 高松駅 |
JR四国として製造された車両は、形式表記が番号だけです。 番号の色は、コーポレートカラーの水色。 |
2010年11月13日 高松駅 |
6号車は指定席で、扉はオレンジ色となっています。 写真は、8150形8151。 |
2010年11月13日 高松駅 |
5号車は自由席で、扉は紺色となっています。 写真は、8300形8301。 |
2010年11月13日 高松駅 |
撮影当時は、5両編成の松山方が4号車、貫通型先頭車・普通車 8400形となっていました。自由席車両で、扉は紺色です。 写真は、8400形8401。 |
2013年10月27日 松山駅 |
撮影当時は、3両編成の松山方が1号車、流線形先頭車・普通車 自由席で扉はオレンジ色でした。写真は8500形8502。 |
2010年11月13日 高松駅 |
国鉄の分割民営化以降、JR各社はそれぞれ地域に合った車両を登場させましたが、 私はJR四国の車両達はどうも好みではありません。 もう少し色気のあるデザインにしないと一般受けもしないのでは? と思うのですがいかがでしょう。 今月の友情出演は、そんなJR四国の特急電車をご覧ください。
(2019年6月 H・T)
今回は、1992年(平成4年)予讃線観音寺〜新居浜間が、 直流電化され時に登場したJR四国初の特急電車8000系です。 先行して量産試作車、8001+8101+8201の3両が製造されています。 8001は、半室グリーン室の流線型先頭車(Thsc)、8101+8201が、 電動車でユニット(M+Mc)を組んでいます。8201は、併結を考えて貫通型先頭車です。 同年8月、臨時列車として、岡山〜新居浜間の特急「しおかぜ」 と高松〜新居浜間の特急「いしづち」で営業運転を開始しました。 翌年1993年には、新居浜〜伊予北条間の電化が完成、 岡山・高松と松山が1,500Vで繋がり、8000系量産車が登場しています。 特急「しおかぜ」の大半と特急「いしづち」が電車特急に変わりました。 試作車8001は、L1編成(8001+8107+8151+8301+8401)に組み込まれ、 8101+8201は方向転換の上8501と組み、S1編成(8201+8101+8501)となりました。
車両は、主回路にVVVFインバータ制御を採用しています。 JR四国の特急用気動車2000系と同じく制御付き振り子装置を搭載して、 130km/h運転が可能となっています。 なお、試作車は150kWモーターを8個一括で制御(1C8M)する方式でしたが、 量産車は出力を200kWにして、個別制御(1C1M)に変更されています。 2004年(平成16年)からリニューアル工事が始まり2006年全編成の工事が完了しました。 内容は、グリーン室、普通車指定席の座席交換、一部座席にパソコンテーブルとコンセントを設置しました。 外観色も変更され、扉周りの塗装を、グリーン室は赤色、普通車指定席がオレンジ色、 普通車自由席が紺色となり、外から座席種別が分かるようにしました。
4両編成だったL2編成を5両化、S6編成(3両)を増備し、 S編成は輸送量適正化で2両運転も可能なように改造、 2000系気動車特急とグリーン車位置を合わせ方向転換を行っています。 製造後27年経った現在も特急電車の主力として活躍しています。 なお、試作車を組み込んだS1編成は、モーター出力の違い、 電動車がユニットで2両化運転出来ないことなどで、2018年3月に廃車となりました。
(2019年6月 T・O)