ワールド工芸のテンダーは石炭形のウエイトなので重心が高く、ちょっとフラつくことがあります。
増炭枠の関係でウエイトをずいぶん削りましたので、重心の点では有利になったかと思います。
しかし、慣らし運転でパワー不足気味だったこともありますので、テンダー内の空間を鉛で埋めてしまいます。
補重とともに重心が下がることを期待します。
テンダー内の後部には空間がありますので、ここに鉛板を4枚詰めることにします。
鉛板は糸ノコでザックリ切り出します。外観の部品とは異なり、糸ノコを持つ手も気楽です。
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動力ユニットの左右にも少し余裕がありますので、ここにも鉛板を貼ることにします。
鉛板は後部と左右の合計6枚で10グラムでした。
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鉛板の固定にはゴム系のボンドを使用しました。
微調整が可能ですし、走行中の振動にも有利かと思います。
鉛板6枚を接着するとテンダーの重量は60グラムとなりました。
2割増の補重となりましたが、手に持った感触もあきらかに重くなりました。
牽引力に良い影響が出ますように!
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テンダー最後のパーツはヘッドライトです。
キットには入っていませんが、34番にはテンダーにもヘッドライトがあります。
恐るべしNゲージ、テンダー用のヘッドライトというパーツがあるんですね。
ヘッドライトそのものは変わりませんが、取付用の足が下部から真直ぐ後ろに伸びています。
この取付用の足がテンダー用なんですね。
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ウエイトを固定し、ヘッドライトも付きました。
これでテンダーは石炭を残すのみですが、石炭は塗装後に積むことにしましょう。(H・T)
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