フレームの製作

目次ページ      トップページ

 フレーム7【補強2】 2012年3月18日


 このところ歳のせいでしょうか、どうも疲れやすく、その疲れがなかなか抜けないのです。 そんな時は集中力が欠けるのでハンダごてを持つ気になりません。 と、またしても間が空いてしまった言い訳・・・・






 台枠は折り曲げ済みでキットに入っているのですが、ふと気がつくと曲げが直角ではないですね。 これで悪影響が出ることはないだろうとは思うのですが、矯正しておくことにします。




 台枠後部と同様にハンダで補強しますが、さすがにNゲージは小さい! 縁が低い場所しかコテ先が入りませんでした。 二カ所だけの補強ですが、手に持った時のしっかり感が格段に向上しました。




 これならば許容範囲ですね。さて、次は上回りに手をつけましょうか。(H・T)





 フレーム6【補強】 2012年2月26日


 12月は年賀状と掃除で工作を中断。 掃除だけでなく欲を出して工作環境を整えようと本棚を増設、ところが思惑通りに作業は進まず、 一時避難した様々な物が机を占領して工作不能に陥るという本末転倒な事態を招いてしまいました。 やっとのことで工作再開が可能になりました。
 さて、台枠は折り曲げ済みなのですが、折り曲げ線をエッチングで掘ってあるので強度に不安が残ります。 また、台枠後部をキャブ下にネジ留めしますが、微妙に曲っているのが気に入りません。




 指でぐいぐい押し、真直ぐにしてネジを締めます。 簡単に矯正できちゃうのはお手軽で良いのですが、これこそが強度の不安の種なんです。




 矯正と補強を兼ねてハンダで固定してしまいます。 早いもので工作開始から一年になります。 ここらで波に乗って一気に行きたい! と思っているのですが・・・







 フレーム5【高さ調整】 2011年12月4日


 前回、高さが1mmほど高いと書きました。 Nゲージの1mmは大きいので、車高を下げることを決断、 ただし1mm下げてしまうとあちこち影響が出てしまう予感がするので、 0.5mmにとどめることにしました。
 一旦バラしてノギスでケガキを入れます。 ケガキ線と直角に耐水ペーパーでなめると線が見やすくなりました。




 動輪の軸穴を6カ所削って仮組みです。 まだまだ高いのですが、明らかに低くなりました。 第3動輪と火室下部が接触寸前なので、これで良しとします。 もう一度バラして仕上げることにします。(H・T)


加工前の右側面


加工後の右側面です


加工前の左側面


加工後の左側面です





 フレーム4【仮組】 2011年6月12日


 シリンダー、モーションプレート、先台車が揃いましたので、 ここで下廻りを仮組してみることにします。 動輪押さえ板は黒いプラ製でブレーキシュ-までが一体で成型されていました。 この動輪押さえ板は2本のネジで留めますが、ここもネジが切っていませんので、 タップでネジを切ります。







 動輪に続き先台車、従台車をネジ留めしてみます。 従台車はホワイトメタル製で、従輪は軸箱部分を押し広げて填めるようになっています。 何度も脱着するのは危険なので、ここでは従輪は入れていません。
 続いてフレーム後部を折り曲げ線に沿って曲げ、キャブを載せてみます。 ここまで来ると機関車らしくなってきました。次はボイラー廻りかな? それともテンダーかな?どちらを先に手をつけましょうか。











 フレーム3【先台車】 2011年6月5日


 フレーム1で台枠が入った袋を開けましたが、そのうち用途不明だった3つの部品のうち2つは先台車、 あと1つはコンプレッサーと給水ポンプの取付ステーでした。
 先台車は2枚の部品をそれぞれコの字形に曲げ、先輪をはさんでネジで留めるのですが、 このキットはネジが切っていなことが判明しました。 16番だと2mmネジが主流ですが、さすがにサイズの小さなNゲージは1.4mmネジでした。 垂直に気をつけながらタップを切ります。



 先輪を入れてネジで留めてみます。 台枠に留めるネジ穴は先台車のセンターではなく、少し後ろにオフセットした場所にあります。 16番ですと台車のセンターにある取付穴を長穴にして横動を許すのですが、 Nゲージゆえ簡略化した設計のようです。
 なお、台枠に留めるネジ穴は先台車の上側にあり先輪押さえ板に隠れていますので、 先輪を外した状態で台枠にネジ留めし、そのあと先輪を取り付けることになります。







 フレーム2【シリンダー】 2011年5月29日


 シリンダーもエッチングで折り曲げ線がついた心材にシリンダーカバーと前後の蓋をハンダづけします。 ここも山折りと谷折りに気をつけて四角く組みます。ここで最大の問題はシリンダーカバーを丸めないといけないのです。 これはメーカーで曲げておいて欲しいところです。



 3ミリのドリルをガイドにして丸めることにします。請求書の封筒の上でドリルを叩きましたが、 所定の寸法まで丸まりません。叩いただけでは駄目なようです。



 万力に加えてドリルをガイドに指で包むように曲げたところ、うまいこと曲りました。 ここでペンチなど工具を使うと傷がついてしまいます。モーションプレートに続き指が大活躍です。



 シリンダーカバーのハンダづけですが、ここには突起や穴など位置決めのガイドがなく、 少々難儀しました。指の先が熱くなるのは得意でないので、事前にハンダメッキしておき、 ラジオペンチとピンセットを駆使して押さえこみました。 最後にシリンダーの蓋を前後2枚づつハンダづけして完成です。 なお、震災後は30Wのハンダこてを使用していますが、熱量はちょうどいい感じです。




 フレームにモーションプレートとシリンダーを載せてみます。工作が進んだ気になりますが、 まだまだ使い終わったパーツのほうが少ないですね。








 フレーム1【モーションプレート】 2011年5月22日


 キャブが形になったので、工作が一番楽しそうな上回りはとっておくことにして、 次は足廻りに手をつけることにしました。 このキットはテンダードライブなので機関車本体の走行抵抗が性能に影響しそうです。 上回りの完成前に試運転・慣らし運転をしておきたいという読みでもあります。
 まずはフレームの入った袋を開けます。今回は手をつける前にパーツの写真を撮りました。 フレームだけは折り曲げ済みですが、それ以外は平たいエッチングのパーツです。 シリンダーとモーションプレートはすぐにわかりますが、右側の3つはどこに使うのかな??



 ということで、モーションプレートから組み立てます。 山折りと谷折りを間違えて180°戻すとほぼ確実に折れてしまうと聞きましたので、 説明書と睨めっこしながら注意して曲げていきます。 1枚板を曲げてゆくので、2ケ所をハンダづけすれば形になりますし、 ここも突起とそれを差し込む穴があるので位置決めが楽です。



 外から見えるパーツはクランク状に曲げますが、なにしろ小さいので、 間の部分にはラジオペンチも入りませんので、爪を使って曲げていきます。 人間の体は良く出来たもので、こんな時は高価な道具以上の働きを見せてくれます。 このパーツ、前側には突起があり穴に差すようになっているのですが、 後ろ側には突起がありませんので慎重に位置決めしてハンダづけします。 「ワールド工芸のつくり」に慣れてきましたので、スピードが上がってきました。







目次ページ トップページ