キャブの製作

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 キャブ6【手すり】 2012年8月26日


 デフに取りかかる前にキャブを仕上げておくことにします。 製作の最初の頃に手すりを紛失して以来、後回しにしていましたので。
 学生時代に見た九州のカマにはタブレットキャッチャーがついていました。 ナンバープレートの位置にも影響しており、外観上でも存在感が大きいので、これもパーツを買ってきました。 しかし、小さい!! ロストパーツだったらまだいいのですが、二つの部品を組み合わせるとは。


 手すりとともにステップを付けます。左右が一体のパーツなのですが、 説明書には寸法に間違いがあるので左右を切り離してくださいとあります。 穴を修正するのも面倒なので、キャブ下の取付部は最小限に小さく切り出すことにしました。 しかし!こんな小さいパーツを切るのにえらく時間がかかりました。 こんな硬い真鍮があるのか?と思ったのですが、糸ノコの刃を交換したら、あっさり切れました。 折れて交換することがほとんどですが、折れなくとも適宜交換しないといけませんね。


 手すりは0.3mmの真鍮線です。前側の手すりとステップを付けて小休止です。


 34番は右側のステップだけ奇妙な構成になっていますが、ここは妥協してキットのパーツを使います。 後側の手すりは雨樋を兼ねていますので割ピンで留めました。


 懸案のタブレットキャッチャーをハンダづけしました。 裏からハンダを流したいところですが、とてもじゃないが裏にはコテ先が入りません。 ハンダで埋まる覚悟で表からハンダづけです。


 いよいよ残るはデフですね。(2012年8月 H・T)





 キャブ5【補正】 2011年10月30日


 久しぶりにキャブに戻ってきました。 何故なら、キャブをボイラーに取り付ける前に面倒な作業が残っているのです。 キャブの底板に台枠をネジ留めするようになっておりタップを立てたのですが、 エッチング抜きの下穴が少し大きいようで、 ネジを締めたところネジ穴が馬鹿になってしまったのです。
 ネジを2mmにアップすれば簡単に解決しそうなのですが、 よく見ると穴が0.3mmほど寄っています。 気づかずに組み立てると上回りの後部が寄ってしまいますので、 ここは別の板にタップを立てることにしました。 例によってエッチング抜きパーツの枠から切り出しています。



 元の穴は1.6mmのドリルで広げ、作成した板を内側にハンダづけ。 ネジ穴が微妙にずれているのがわかります。



 キャブを台枠にネジ留めしてみました。 当たり前ですが、今度はきっちり固定できました。 あ、今回も未使用パーツが一つも減りません。 でも、頭の痛かった懸案事項が一つ解決、確実に前に進んでいます。(H・T)





 キャブ(4) 2011年5月15日


 今回の東日本大震災の影響で工作の手が止まってしまいましたが、 困ったもので一度止まってしまうと何故か再開の一歩のハードルが高くて高くて。 皆さんはそんな経験はありませんか? そんな状態でしたが、なんとか再開にこぎつけました。

 さて、次は右側面の化粧板の取付けです。キットの手すりが使えなくなりましたので、 手すりの穴に真鍮線を差し込んで位置決めとしたのですが、見事に曲ってついてしまいました。 一旦外し、今度はセロテープを併用して仮留めしてハンダづけをやり直しです。 一つ一つの部品が小さく、それだけに少しの歪みも出来映えを左右するので注意していたのですが、 2ヶ月のブランクが原因ということにしておいてください。



 勢いに乗って屋根の通風口に進みます。 これは屋根の穴に差した左右のレールに蓋を被せるような構成になっています。 平らな部品の状態で写真を撮っておくべきでしたが、勢いがついていたので一気にハンダづけしてしまいました。 なお、レールは上から押さえられているのでハンダは流さず屋根にささっているだけです。  手すりはちょうどいい真鍮線の在庫がなかったので買ってこなくてはいけませんが、 この調子で一日も早い納品を目指さねばいけませんね。







 キャブ番外編 2011年5月1日


 3月11日の震災では幸いにも被害がなく、当日は午前2時にはなりましたが電車で帰宅できました。 しかし、震災直後は通勤の足が不安定になったこともありすっかり体内時計が狂ってしまったと言うか、 日常生活のペースが崩されてしまい、模型に手がつかなくなってしまいました。 空白の時間をつくらぬようこのシリーズを始めたのですが、震災には勝てませんでした。 次回は製作記をご覧いただくつもりですが、今日は番外編をご覧ください。
 私はいまだフイルムカメラ派なのですが、このシリーズではスピードを重視し、 娘のデジカメを使っています。このカメラはレンズが繰り出さないので 望遠側の倍率が低めなのですが、今回は接写なので問題ありません。今日は 震災の記録として東京駅で福島行き「やまびこ」をこのカメラで撮ってきました。 本当は磐越西線の石油輸送を撮りに行きたかったのですが行きそびれてしまいま したので・・・


海外旅行用に砂ぼこりに強い機種を選んだのですが、普通の撮影にも十分です。 更に防水機能があるので、このままプールに持ち込んでもOK。




東北新幹線の福島行きも今日まで。明日からは仙台まで運転再開です。
平成23年4月24日  東京駅





 キャブ(3) 2011年3月6日


キャブの工作は、左右側面に化粧板を貼り、屋根上の通風口を取り付ければ終わりのはずです。
キャブ前妻をハンダ付けした時は80Wのこてを使用したのですが、さすがにNゲージの工作には大き過ぎ、 ヒサシのハンダが溶けて下を向いてしまいました。
そんなことから屋根上と側面のどちらを先にするか少し悩んだのですが、 小型のハンダこてを使い側面を先に、屋根上を最後と決めました。
さて、側面の化粧板を芯材に当ててみると化粧板がわずかに大きいようです。
ハンダ付け後では妻板のディテールを傷つけてしまいそうなので、先に現物合わせでヤスっておきます。
手すりを差し込む穴が芯材と化粧板の両方に開いているので、 この穴をガイドにして化粧板をセロテープで仮止めして、一気にハンダ付けです。
左側面が出来上がると俄然それらしく見えてきました。
右側面はまだですが、 写真撮影に備え塩化亜鉛を洗い流し、余分なハンダを削り落とすことにします。
洗面所から戻り次はキサゲ作業と思ったら、 なんと!右側の雨樋兼用の手すりが無いではありませんか! どうやら洗い流してしまったようです・・・・
子細に点検してみると、手すりにハンダが廻っていませんでした。
LEDやDCCの配線用に用意した23Wのこてでは無理があったようです。
60Wのこてはヒーターが切れていて休車なので新しく買わないと駄目かな。


ハンダこての写真を撮ろうと捜索したら5本も出てきました。
上から100W、80W、休車の60W(初めて買ったハンダこてです)、30W、23W。
30Wのこてがあったので、次はこれを使ってみることにしましょう。







 キャブ(2) 2011年2月27日


11日からの三連休は模型漬けの予定だったのですが、 雪が降るというので雪景色を期待してカメラを担いで出かけてしまいました。
さて13日は快晴で鉄日和でしたが工作開始。キャブ屋根の後ろ側の部品(名称がわかりません)を取り付けました。
この部品にも突起があり、屋根の穴に差し込むことによって位置決めが楽な設計です。
ただし、差し込んだ突起は屋根から出っ張りますし、 凹ではなく穴にするために穴の周囲は縁から出っ張っています。
説明書には接着剤でも組み立てが出来ますと書いてありましたが、 このような部分はハンダ付けしてからヤスリをかけないといけませんね。


次は何を?と思ったらデジカメが電池切れで勝手にOFFになってしまいました。
充電には5時間もかかるのでやむなく中断です。
キャブ側面の化粧板にはドア横の手すりと手すり兼用雨樋を取り付けますが、 部品を探したところ、なんとエッチング抜きでした。 これを撮影したところでオシマイ!





 キャブ(1) 2011年2月20日


ウワサには聞いていましたが、16番とは構成が異なり、感心するやら驚くやら。
四角く組んだ芯に前面と側面は化粧板を貼るようになっています。
まずはヒサシをハンダ付けした前妻を取り付けましたが、 屋根に空いた穴に突起を差し込むようになっており位置決めが楽な設計になっています。
このあたりの構造はプラモデルのようでもあります。






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