北都電鉄デキ2 (1/80・16.5mm) トップページ   目次ページ



人気のウユニ塩湖の雰囲気で撮ってみました。

 或る日、北都電鉄本社でこんなやりとりが。
部長「社長、検車区の入換と軽貨物に使える機関車が欲しいのですが。」
社長「そうだな、考えておこう。」
 しばらくすると。
社長「部長、状態のいいブリル台車があったから買っておいた。上回りは任せる。」
部長「ありがとうございます。」
 これがデキ2誕生のストーリーなのですが・・・


『とれいん245号』1995年5月号 エリエイ出版部

 デキ2の誕生秘話、実は完成後に考えたもので、製作のきっかけは「とれいん」の記事でした。 記事のスイッチャーはKadeeのロギングカブースから作っているアメリカ型でしたが、 ラジエターをおでこに載せたスタイルがなんか妙に気にいってしまいました。



それから数年後の日本鉄道模型ショーでKadeeのロギングカブースを発見、 これは買わないと後悔するぞと、手が伸びてしまいました。 しかし、それから悩ましい日々が続くことになります。 と言うのも、記事そのままに作るのも抵抗があるし、 車体が小さいので既存の動力ユニットが入らず、どうアレンジするか長いこと決められずにいました。 そんな頃、「いさみや」から吊掛モーターが発売になり、 「これ使えるかな」から電気車とする構想が煮詰まってきました。



 2軸のブリル台車を入手、電動車であれば床上は運転台だけですみます。 マスコン、ブレーキ弁は1セットだけとして運転士は横向きに座ってもらうことにしました。 小さなカブースを切り詰めましたが、もっと小さくてもよかったですね。 横向き運転台をアピールするためフィギュアに乗務してもらいましょう。



 こんな形の車両が実現できたのは吊掛モーターのおかげです。 車番に「1」を貼ってみたら数字に見えなかったので「2」としました。



 2016年のTMSコンペに応募したところ、努力賞をいただきました。 (2023年2月 H・T)





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