トップページへ戻る 目次へ戻る


 EH10やD52,62に牽かれ、東海道を行き来したオレンジ色の帯をまとった長大な急 行便貨物列車、これを再現したいと思い手持ちの古いTER製品に手を入れてみまし た。
 上廻りはベンチレーターをエコーの貨車用ガーランドベンチレーターに交換、屋根 はキャンバス張りを表現すべくグレーのスウェード調スプレーを吹き、継ぎ目の部分 に烏口を使用してハンブロールのフラットブラックで線を入れました。オレンジの帯 と急行便の文字は安達製のデカールを使用、窓には荷物車用の保護棒を印刷したもの を取り付けました。下回りはエコーのブレーキてこを追加し、車輪をエンドウのスポー ク車輪(マッハの黒染め液で着色)に交換してあります。
 しかし、このままでは屋根のグレーが明るすぎ、オレンジの帯が目立ちすぎる感じ がしたので、ハンブロールの70番で錆汚れを表現した後、全体に(特に屋根を中心に) 薄く溶いたフロッキールのエンジンブラックを吹いて調子を落としてあります。  なお車番の1559はレタリングの参考にした100年の国鉄車両第2巻(交友社)に載っ ているワキ1000の写真と同じ番号にしてみました。
 この車は先行試作のつもりで手を入れたのですが、その後が続かず、完成したのは この一両だけ。何時になったら急行便貨物列車が走ることやら・・・・ (2003年1月 S.N)
トップページへ戻る 目次へ戻る