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 今回は東北本線のEF57以外の旧型電機を紹介します。
 70年代の前半、東北本線には夜行急行を中心に多くの客車列車が運転されており、 一部の特急を除きEF58、EF57、EF56の牽引でした。 貨物列車もかなりの本数が運転されていましたが、こちらの方はEF651000番代が主力で それに混じってEF15やEF81が使われていました。
 東北本線は自宅から近く、午前中に上りの夜行が次々とやってきて撮影効率がよいため 何度か訪れていますが、なぜか雨に降られることが多かったように記憶しています。 他の撮影地ではあまり雨に降られたことがないので、東北本線は雨のイメージが強く残っています。 旧型電機と言えど本線の急行はスピードも速く、雨の中の撮影には難渋した思い出があります。 下の写真もEF58は雨中、EF15は雨上がり直後の撮影です。

丸みをおびた車体のEF56一次型(EF564) 雨の中、急行列車を牽くEF58102

角張った車体のEF56二次型(EF5610) 一般貨物を牽くEF15

EF56に牽かれて上野へ進入する各駅停車 ドアを開けて単機回送中のEF15

EF56   昭和12年から15年にわたって製造された旅客列車用電機で、はじめて蒸気発生装置を 搭載していました。全部で12輌製造されましたが、そのうち1号機から7号機は丸みをもった 車体形状をしています。昭和44年から47年にかけて5輌がEF59へ改造されています。 東北本線では各駅停車や荷物列車に運用され、昭和50年までにEF59へ改造された5輌を 除き廃車となりました。


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