昭和41年4月〜44年3月の間、中学校へは根岸から田町まで京浜東北線で通った。
早起きはつらかったが、車窓からの鉄道情景はバラエティに富んでいて、鉄道好きの
中学生にとって飽きることがなかった。
根岸駅のホームは日本石油に隣接しており、多くのタンク車がたむろしていた。
タキ9800、9900やタキ45000、35000、タキ50000などが多かったが、タキ10200やタキ64000などという稀種もたまに見掛けることができ、そんなときは何か良いことがあるような気がして嬉しくなったものだ。
桜木町までの間で、DD13の重連が牽引するタンカー列車とすれ違うのも楽しみだった。入替用のDD13とはいえ、長い列車を牽いて重連で本線上を突っ走る姿はなかなか見応えがあった。