首都圏・ちょっと気になる貨物列車 |
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昔は日本中あちこちで石炭列車を見ることができました。
特に、九州や北海道では鉄道そのものが
石炭輸送のために敷設されたケースも多く、
産炭地から積出港へセキを連ねた石炭列車が多数運転されていました。 時代が移り、石炭から石油へのエネルギー転換が進み、 最近は石炭列車を見ることは少なくなりました。 今回紹介する5764列車はその数少ない石炭列車です。 と言っても、5764レは空車返送用の列車ですので石炭は積んでいません。 本当に石炭を積んでいるのは扇町−熊谷貨物ターミナル間の5980〜5783列車で、 川崎港から秩父鉄道の武州原谷にある日本セメントの工場に輸入炭を運んでいます。 この列車は都内を早朝に通過するので残念ながら私は見たことがありません。 さて、5764レはもうひとつの役割をもっています。 それは、高崎線・岡部にある新日本石油岡部油槽所に石油を輸送したタンク車の空車返送です。 そのため、5764レは石炭輸送用のホッパ車とタンク車の混成編成であり 通常の専用貨物に比べ長い編成になっています。 まあ、空車ばかりですから重くはないのでしょうが、やはり長い編成は迫力があります。 (2007年12月 T.O@管理人)
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2003年9月27日 高崎線・北本−桶川 |
2005年9月3日 武蔵野線・大宮操−西浦和(与野付近) | |
高崎線を行く5764レ。
かつてはブルートレインの先頭に立ったEF65 500番台が貨物列車を牽く姿はちょっと寂しい気がします。
国鉄時代そのままの塗装がかつての栄光を偲ばせます。
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5764レは大宮操で一休みして武蔵野線へ進入します。
編成全体を入れようと一生懸命身を乗り出したのですが、
うしろのタンク車が切れてしまいました。
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2003年11月1日 武蔵野線・西浦和駅 |
2005年12月28日 武蔵野線・西浦和−北朝霞 | |
大宮操からの連絡線は西浦和で武蔵野線本線に合流します。 写真左の複線が本線です。 |
高架区間を走る5764レ。ここなら編成全体を撮ることができますが
背後の鉄塔が目障りですね。
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