鹿児島駅




鹿児島駅と言えばこの駅舎。南国の夏という風情がいいですね。 鹿児島本線と日豊本線の終点でありながら、鹿児島本線の列車 は基本的に西鹿児島が終着駅。機関区と貨物駅がありましたが、 優等列車も少なく、のんびりした雰囲気に包まれていました。





当時、関東ではC55の姿を見ることは出来ませんでした。 C55と言えば、九州か宗谷本線のどちらかでした。やはり スポーク動輪が魅力です。遠くまで来たかいがありました。





鹿児島のC12は入替えが仕事だったのでしょうか。C55・C57 ・C60・C61の姿を見てしまうとC12はいかにも地味で写真 を撮ったことすら忘れていました。





D51の前補機についたC56ですが、回送の併結でしょう。すでに 架線が張られ機関区にはED76の姿が見えましたが、電気機関車 の練習運転はまだ走っていませんでした。





列車の始発・終着駅は西駅ですが機関区は鹿児島にあるので 鹿児島駅-西鹿児島駅間は機関車の回送が多数設定されており ここだけは複線化されていました。





夕日に輝くC61。この角度だと短いテンダーがあまり気に ならないですね。南九州の機関車はどれも手入れが行き届いて いる感じで、とても綺麗でした。

写真はすべて昭和45年7月23日の撮影です。