
奥羽本線のED75
700
3年ほど前、自費出版誌「十人十色」の制作をきっかけとして、昔撮った写真の
整理をはじめました。古いネガをスキャナでディジタル化して、1枚ずつ
撮影日、撮影場所、写っている車輌の形式をパソコンに入力するという単純作業ですが、
おかげで昔の写真をあらためて全部見直すことができました。情けない話ですが、
それらの写真の中には撮影に行ったことすら覚えていないものがいくつかありました。
今回紹介する奥羽本線のED75もその一つです。ネガホルダーに書かれた記録によれば
1976年8月2日と3日の2日間に渡って撮影していますが、訪問の経緯や経路など
全く記憶がありません。
8月3日には奥羽本線撮影の合間に同和鉱業小坂鉄道を訪れています。小坂の方は
撮影に行った事をちゃんと覚えていますので、人間の記憶って不思議なものですね。
(TopnumberAlbum キハ2101
参照)
奥羽本線は、かつては矢立峠のD51重連で有名でしたが、この時も、
かつて撮影したD51の活躍を偲んでか、陣場、白沢、碇ヶ関など我々の世代には
懐かしい場所で撮影しています。
奥羽本線・秋田−青森間は1971年に電化されましたが、電化に際してED75の
機器改良、塩害対策強化を図った700番台が投入されました。
ED75700
は総計91輌製造されましたが、客車列車や貨物列車の
減少に伴い余剰となり30輌がED79に改造されました。
(2003年8月 T.O)
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1976年8月2日 石川−大鰐 |
1976年8月2日 石川−大鰐 |
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1976年8月2日 石川−大鰐 |
1976年8月2日 碇ヶ関−長峰 |
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1976年8月3日 陣場−白沢 |
1976年8月3日 陣場−白沢 |
