廃止線回想(7) 志布志線・矢部線




 今回は九州の廃止線を2つ紹介します。 特に関連はありませんが、 それぞれの写真の数が少ないので2線まとめて掲載します。



単機回送
志布志線

 志布志線は、日豊線西都城から志布志へ至る38.6kmの路線で、 終点の志布志で日南線とこれも廃止されましたが垂水線(古江線)に 接続していました。後から全通した垂水線はともかく、日南線とセットで ぐるっと回る経路を形成していましたので、別々の 線名でなかったらあるいは廃止を免れたかもしれません。
 志布志線は、日豊本線のC55やC57、肥薩線の大畑ループなどの 陰に隠れて目立たない存在でしたが、C58の貨物が運行されていました。 (朝夕に旅客もあったかも知れませんが記憶が定かではありません。)
西都城で休むC58 260
C58の牽く貨物列車



矢部線

 矢部線は鹿児島本線羽犬塚からお茶で有名な八女を通って黒木までの 19.7kmの路線でした。(ただし、八女という駅はありませんでした。)  ここではC11が貨物列車に活躍していました。 ちょっと寄っただけなので大した写真はありませんが、こんな線もあったことを 思い出していただければ幸いです。
羽犬塚で出発を待つ貨物
下りはC11の逆行運転
矢部へ向けて羽犬塚を出発


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