廃止線回想(2) 羽幌線
|
|
羽幌線は留萌本線の留萌と宗谷本線の幌延を日本海沿いに結ぶ全長141.1kmの 路線でした。いわゆる盲腸線でもなく途中駅が25駅もあり、ローカル線と 呼ぶにふさわしいかどうかは別にして、旅客列車は気動車1輌か2輌で運行され ていましたので輸送密度としては低かったのでしょう。 羽幌線に限らず北海道では盲腸線以外にも名寄本線、天北線、勇網線、胆振線など 鉄道網を構成していた多くの路線が廃止されました。広い地域に少ない人口という 特質をもつ北海道の鉄道を輸送密度という全国一律の基準にあてはめた結果なの でしょうが、なんとなく割り切れない気持ちです。(周辺の道路の整備状況や冬季の 除雪対策なども勘案されたようですが。) また、本州や九州では第三セクター化 で鉄道として生き残った路線が多いのに対し、北海道では鉄道そのものがなくなって しまった路線が多いのも寂しい限りです。 |
D615の牽く貨物列車 |
|
D614とD51543の重連 |
深川区所属のナメクジ型D51 |
遠くからの撮影で牽引機の形式は不明 |
古丹別での列車交換 |
D61はD51の軸重軽減のため従輪の2軸化を図った形式で、外観的には
車軸配置以外はD51となんら変りはありません。従って、下回りか
ナンバープレートが写っていなければD51かD61かの区別はできません。
しかし、この日の写真を見ると、遠くからでナンバーが読めないものがあります。
まあ、D61でないとも言えないわけで、自分ではD61だったことにしています。
|