デハ8639は大井町向きの先頭車で8639Fの1号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 8639Fは8638Fとともに大井町線、田園都市線の共通予備車として5連で新製されました。 田園都市線では8638F＋8639Fの10連を組んでいます。 10連を組む時の連結順は決まっていて、デハ8639がデハ8538と向き合うよう連結します。 デハ8639は中間に入った時に乗務員室を仕切れるよう設計変更されています。 前面のホロ座には貫通ホロを固定していたネジ跡があります。 平成15年2月の半蔵門線ATC更新では対象外となり田園都市線を5000系に譲り、 3月に8000系を置き換える形で大井町線に移っています。 平成31年1月に運用離脱。

平成27年7月2日　高津

デハ0701は8639Fの2号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 新製以降デハ8639とユニットを組んでいます。 大井町線転属後の平成16年12月にパンタグラフをシングルアームパンタに交換しています。 大井町線も2号車が弱冷房車です。 戸袋部に青い文字のシールが貼られています。

平成29年7月2日　高津

サハ8976は8639Fの3号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 8637F以降はクーラーが変更され、補助電源装置の出力が200Vから440Vとなりましたが、 SIVの外観に大きな違いはないようです。

平成29年8月5日　高津

デハ0805は8639Fの4号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 大井町線への転属時にサハ寄りの山側（画面左側）に車椅子スペースを設置しています。 一番左の戸袋部に車椅子スペースと優先席のシールが貼られているのが確認できます。

平成29年8月5日　高津

デハ8539は中央林間向き先頭車で8639Fの5号車です。 8000系18-1次車として昭和61年9月に新製。 大井町線転属時に車端ホロ取付、16年12月にはシングルアームパンタに交換、 18年3月に前面グラデーション帯に交換し、スカートの取付、19年9月にジャンパ栓蓋の改良、 平成20年11月行き先表示器のフルカラー化が行われています。 大井町線には女性専用車の設定がないため両先頭車の窓に赤いシールがありません。

平成27年6月22日　高津