◯8614Fの軌跡
昭和50年9月 オールMの4連で新製、所属は田園都市線。
昭和51年3月 デハ8724を組込み5連化。
昭和51年7月 サハ8914を組込み6連化、東横線に転属。
昭和51年10月 デハ8724を抜き5連化のうえ田園都市線に転属。
昭和52年11月 デハ8738を組込み6連化、東横線に転属。
昭和54年8月 田園都市線に転属。
昭和55年3月 デハ8838・サハ8938を組込み8連化。
昭和59年9月 デハ8775とデハ8883を組込んで10連化。



デハ8614


デハ8614は渋谷向きの先頭車で8614Fの1号車です。 8000系7-1次車として昭和50年9月に新製。 秋口からの営業運転のため翌年7月のサハ8914組込みまで冷房電源を持たないオールMの編成でした。 平成15年3月の押上開業、東武との3社乗り入れ開始時には東武ATSを持たない通称マルKでしたが、 翌16年8月に東武ATS、スカートが取付られました。
平成28年2月6日 高津


デハ8714


デハ8714は8614Fの2号車です。 8000系7-1次車として昭和50年9月に新製、 7-1次車では8611Fから8616Fの6本がオールMの4連で新製、 この6編成は4両の下2桁の番号が揃っていました。
平成29年6月23日 高津


サハ8914


サハ8914は8614Fの3号車です。 8000系8次車として昭和51年7月に新製、8614Fを6連化しています。 サハ組込みでようやく冷房電源を得ることができました。 この時点で田園都市線はまだ20m車は5連だったので一時的に東横線に転じています。
平成29年7月2日 高津


デハ8883


デハ8883は8614Fの4号車です。 8000系16次車として昭和59年9月に新製、準軽量車体です。 デハ8775とユニットを組み8614Fを10連化しています。 東横線では8007Fが平成17年7月に「伊豆のなつ号」 として7日間の運行のあと引退しましたが、 翌18年6月には8614Fが二代目(?)「伊豆のなつ号」に仕立てられました。 「伊豆のなつ号」運転終了後も伊豆急カラーで運転されています。
平成29年7月2日 高津


デハ8775


デハ8775は8614Fの5号車です。 8000系16次車として昭和59年9月に新製、準軽量車体です。 デハ8883とユニットを組み8614Fを10連化しています。
平成30年8月9日 二子新地



準軽量車体ではネジ留めされている窓の外枠内側の上辺と左右も下辺同様に斜めになり、 窓枠のガイドが見えなくなりました。


デハ8838


デハ8838は8614Fの6号車です。 8000系11-1次車として昭和55年3月に新製、 サハ8938とともに8614Fの8連化要員でした。 このデハ8838はデハ8738とユニットを組みましたが、 番号が揃わない8500系にあって38番が3両続く珍しい編成となりました。
平成29年6月30日 高津



準軽量車体ではない初期車は窓の外枠内側の上辺と左右には窓枠のガイド部が見えます。 8000系オリジナル車は床面から1200mmまで開きましたが、 新玉川線使用車は1400mmとされ、9次車からは1400mmで新製されています。


デハ8738


デハ8738は8614Fの7号車です。 8000系9-1次車として昭和52年11月に新製。 8614Fの6連化要員で、デハ8814とユニットを組みましたが、 8連化の時にユニットの相手がデハ8838になりました。
平成29年6月6日 高津


サハ8938


サハ8938は8614Fの8号車です。 8000系11-1次車として昭和55年3月に新製。 サハは補助電源装置に冷房電源に対応した大容量3相出力のSIVを持ちますが、 平成5年以降のSIV更新ではIGBTを使用したINV-095型になり外観が変わりました。
平成29年6月6日 高津


デハ8814


デハ8814は8614Fの9号車です。 8000系7-1次車として昭和50年9月に新製、 デハ8514とユニットを組みました。 翌51年3月の5連化ではユニットの相手がデハ8724に変わりましたが、 10月にはデハ8514に戻っています。
平成28年3月20日 高津


デハ8514


デハ8514は8614Fの中央林間向き先頭車で8614Fの10号車です。 8000系7-1次車として昭和50年9月に新製。 編成番号の14番が8500系5形式に揃っている数少ない編成です。 平成7年には方向幕のLED化、 平成16年にスカート、東武ATSを設置、 平成19年にジャンパ栓改良が試行されました。
平成29年3月20日 高津