トップナンバーアルバム

長津田検車区の片隅でデハ8502と並び留置されていました。 手前の台車は世田谷線用台車でしょうか。軌間1067mmではありません。
2004年1月26日 長津田検車区

長野電鉄へ譲渡されるために八王子で一休み。 手前から、デハ8501(デハ8501)-サハ8551(サハ8903)-デハ8511(デハ8601)-デハ8718-デハ8824-デハ8502(デハ8502)-サハ8552(サハ8908)-デハ8512(デハ8602)。
()は東急時代の形式、車番。中間のデハ8718とデハ8824は部品取り用車両です
2005年7月21日 八王子駅


 今月の友情出演ですが、T・Oから2本送られてきました。 1つはこの東急デハ8501です。 「8500系 260/400の記録」に合わせて画像を探してくれました。 持つべきは友ですね。
 さて、8601Fは昭和50年2月に8000系6次車として新製。 新製時はデハ8601-デハ8701-サハ8901-デハ8501の4連でデハ8501は単独で使用されました。 6次車では8601Fから8610Fまでの10本が新製され田園都市線(大井町〜すずかけ台)に投入されました。 翌年3月にはデハ8801を加えて5連化されました。 昭和54年8月の田園都市線・新玉川線・半蔵門線の直通運転開始に向け、 8043Fから2両と10次車の新車のデハ8823を組込み8連化、 昭和57年1月には8606Fからサハ8906を迎えてクハ8043を置換えています。 昭和61年7月には18次車の新車を加えて10連化、 翌62年1月には残っていたデハ8143を新車のデハ0704により置換えています。 廃車後は両端の2両が長野電鉄へ、製造年の新しい3両が8617Fと8620Fへ、 5両が解体されています。
(2018年4月 H・T)
 H・Tさんが、「8500系260/400の記録」の連載をはじめましたので、 今回は8500系デハ8501を取り上げました。 とは言っても、撮影は車籍はあったのですが営業運転を離脱し、 予備車として長津田検車区に留置されていた時のものです。
 8500系は1975年(昭和50年)登場した東急20m通勤車です。 走行機器は、8000系と同じですが、 新玉川線(現在の田園都市線)と直通運転が計画された営団(東京メトロ) 半蔵門線との相互乗り入れ仕様となりました。 新製時は新玉川線が未開業で当時の田園都市線(大井町〜すずかけ台) に3M1Tの4連で投入されています。 開業までは私が通学で使っていた東横線にも6連の暫定運用編成が投入され、 乗車しましたが8000系とは運転室が異なるものの、客室は変更なく、 新車!特有のワクワク感がなくガッカリした記憶があります。
 このデハ8501を組込んだ8601編成とデハ8502を組込んだ8602編成は、 2003年に営業運転から退き、予備車扱いとなりましたが、 2005年(平成17年)に3両編成に改造デハ8501形+サハ8550形+デハ8510形となり長野電鉄へ譲渡されました 2006年〜2008年に譲渡された3連4本と共に、現在は長野で通勤、通学の足となっています。
(2018年4月 T・O)


デハ8501と並び写っていたデハ8502が長野電鉄で活躍する姿です。 この車番は東急時代から変更されていません。
2012年2月27日 長野電鉄小布施駅