トップナンバーアルバム

北千住行きのトップナンバー編成。先頭がクハ1001です。 この年(2013年)3月、東横線と日比谷線直通運転が廃止される報道を受け、 慌てて撮りに行った写真です。
2013年1月19日 自由が丘〜都立大学

菊名行きのトップナンバー編成。先頭はクハ1101です。 このクハ1101は、クハ1701となり、現在も、池上線・多摩川線で運用されています。
2013年1月19日 多摩川〜新丸子
この日は単独で再び撮りにいきました。
平成25年(2013)2月17日 都立大学〜自由が丘 撮影:H・T


 「無くなる」を追うのは避けようと思いながらも、 「あ、あれ撮ったことないな」と地元ネタだと追ってしまうこともあります。 そんな訳で1月19日はT・Oと並んで撮っていました。 ということで、今月の友情出演は東急の1000系をご覧ください。
(2019年8月 H・T)
 地下鉄日比谷線用車両で東京メトロ03系と東武鉄道20000系をトップナンバーとして取り上げました。 乗入れていたもう1社、東急電鉄1000系も取り上げます。
 1000系は、老朽化した7000系(初代)の後継として、営団の03系、 東武の20000系と同時期の1988年(昭和63年)営業運転を開始しました。 日比谷線規格の3扉18m車で、主回路は、1986年(昭和61年)に登場した9000系と同じ VVVFインバータ制御です。
 東急は、1983年(昭和58年)6000系(初代)にVVVFインバータ制御機器を搭載、 試験を行い9000系で実用化しました。 1000系は、18m車で20m車の9000系とは異なりますがステンレス車体構造はもちろん、 電装機器、オフセットの非常扉を設置した前面、窓、扉は共通仕様となっています。 03系や20000系は、増備途中でVVVFインバータ制御に仕様を変更していますが、 東急は既に1500VのVVVFインバータ制御の技術が確立され全編成がVVVFインバータ制御となっています。 また、全編成が3扉車で5扉車は製造をされていません。 その後、目蒲線、池上線にも仕様変更(1C8M→1C4M等)した車両が製造され、 合計113両の所帯となりました。
 2013年3月ダイヤ改正で、東横線と副都心線との直通運転が始まると日比谷線との直通運転は廃止となり、 全編成が東横線から撤退しました。 一部の車両は廃車・解体となりましたが、制御装置を改造、3両編成に組成され、 車番を1500番台とし、池上線・多摩川線へ転用されました。 このクハ1001は、デハ1250形の電装機器、台車等を使いデハ1501へ改造されています。 また、18m車は地方の中小鉄道にとって、使い勝手が良いようで、 上田電鉄、伊賀鉄道、一畑電車、福島交通へ譲渡され活躍をしています。
(2019年8月 T・O)


9000系は、1000系と同じ顔付きですが、前面上部の行先表示、 種別まわりが無塗装で、違う雰囲気となっています。 なお、この写真の9001が8連で東横線を走っていた時のものです。 現在は5連となり、大井町線へ転出しています。
2013年1月19日 自由が丘〜都立大学