トップナンバーアルバム

東武日光と浅草を結ぶ東武代表特急「けごん」として運用中の100系トップナンバー編成。 先頭車がモハ101-1です。 2021年12月から1720系をイメージしたデラックスロマンスカー塗装で運行を開始しました。
2022年 4月25日 鐘ヶ淵〜東向島
東武日光へ向かうため、荒川橋梁を渡る特急「けごん」です。 先頭はモハ101-6です。
2022年 4月25日 北千住〜小菅


 東武の特急といえば日光をめぐり国鉄との競争が有名ですが、 今やJR東日本と相互乗り入れですから時代は変わりました。 国鉄を打ちのめした1720系、その後継車が100系ですね。 先日はコロナ渦ゆえ個室がよかろうと、T・Oはじめ仲間と100系に乗ってきましたが、 売店営業をやめてしまったのは残念です。 東武だけでなく小田急のロマンスカーも売店をやめてしまいました。 これも時代なんでしょうが、こんな時こそ非日常の演出に効果的なのでは? と思うのは私だけでしょうか。 今月の友情出演は、そんな東武のスペーシアをご覧ください。
(2020年6月 H・T)


100系の形式番号は上3桁で形式を表し、3桁目は編成番号となっています。 そして「-1」は浅草方から順番に振られており、号車番号とは異なります。 この車両の形式は「モハ100-1形」で6号車です。東武は下り編成の先頭車が1号車となっています。 この編成では、モハ101-6が1号車となります。
2022年 4月25日 鐘ヶ淵〜東向島
 東武鉄道は、3両体制としたSLと客車を下今市と鬼怒川温泉・日光間に投入し、 地域活性化を図るなど鉄道投資に積極的です。 浅草と日光及び鬼怒川温泉を結ぶ特急も100系の後継車となるN100系を2023年から導入すると発表しています。
 今回のトップナンバーは100系です。 100系は老朽化した1720系「デラックスロマンスカー」に代わるフラッグシップ列車として1990年(平成2年)に登場して、 翌1991年までに6両編成9本が製造されました。 一般公募により「スペーシア(SPACIA)」と名づけられています。 車体はオールアルミ合金、主回路制御システムはVVVFインバータ制御です。 車内は1号車から5号車までが2+2席の回転式リクライニングシート、 6号車は4人用の個室が6部屋設置されています。 なお、この個室はJRへ乗入れ時はグリーン車扱いとなっています。 2011年に、リニューアル工事が行われ、外装変更と座席モケット交換、 壁紙の張替えを実施、更に2015年、日光東照宮四百年大祭記念で、 103、106編成に「日光詣スペーシア」として特別塗装を施しました。 そして、2021年には102、105、107、108、109編成が登場時の塗装に塗り替えられました。 ちょっと遅れてトップナンバーの101編成は、1720系「デラックスロマンスカー」をイメージした塗装となりました。
 しかし、運用減から104、105編成が運用を外れています。 100系スペーシアの後継は6両編成4本の製造が発表されていますが、現在7本が運用されており、 全て取替えることはできません。500系にすることも考えられますが、JR乗入れ用の3本は暫く残り、 追々取替えられるのではと思っています。暫くは乗る・見ることができるでしょうか?
(2022年6月 T・O)

デビュー当時の塗装に戻った109編成。先頭はモハ109-1です。
2022年 4月 9日 草加駅

「日光詣スペーシア」塗装のJR乗り入れ対応した106編成。 先頭はモハ106-1です。いずれの編成も、色は異なりますが、塗分けは登場時と変わっていません
2022年 4月 9日 草加駅

100系登場以前に活躍していたデラックスロマンスカー(DRC)が東向島駅に併設されている東武博物館に展示されています。 1721系トップナンバーモハ1721ですが、スペースの関係から前半分となっています。
2022年 4月25日 東武博物館