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賢島側の先頭車ク50601。前面のデザインは「かっこいい」とは思えません。車内からの眺望も太い柱が気になります。  平成26年11月9日  賢島


構内が狭く、すぐに引き上げてしまうので3編成が並ぶことはなさそうです。   平成26年11月9日  賢島


 2014年秋の大学鉄研同期の旅は、近鉄が運行を開始した「しまかぜ」に乗る旅でした。 毎年、同期で出ることが恒例となった旅ですが、卒業以来38年も経つと行き先にネタ切れの影が。 卒業直後の第1回が近鉄30000系ビスタカーとボンネットバスの旅だったことから、 メンバーの多くが還暦を迎える2014年は賢島に行くことになった次第です。
 「しまかぜ」は好評で京都からの便も増発されたものの、 「トワイライト」に負けないぐらいのプラチナチケットとのこと。 裏ワザを駆使した入手方法については、ご想像にお任せすることにしましょう。
 さて、50000系「しまかぜ」は、平成24年11月と12月に2編成が落成、 翌年3月より大阪難波と近鉄名古屋から賢島まで1日1往復の運転が始まりました。 2014年には第3編成が増備され、10月からは京都便の運行が開始されています。
 両端のハイデッカー、次の平床車、 中央はサロン席・個室のグループ席車とダブルデッカーのカフェ車で構成されているのですが、 窓の位置、大きさ、屋根の高さがバラバラで、個人的には「編成美に欠ける」という印象を強く持っていました。 しかし、乗ってみると、内装のつくりは「上質」の一言に尽きます。 「なごみ」より手間がかかっているのでは?と思えるこの車両、 1両3億円という価格だそうで、特別料金を取っても1日1往復の運行ではモトがとれないのでは? と心配になってしまいます。 なお、賢島駅には本日の空席状況の看板がありましたので、 復路の便のほうが余裕がありそうです。(2015年1月 H・T)


革張り、電動リクライニングのシート。 肘掛けにはテーブルが収納されています。 シートピッチは1250mm。


電動リクライニングの操作ボタンです。




JR東日本のスイカグリーン車のように表示灯の色が変わります。
3色あって、車掌さんに色の違いを教わったのですが、もう忘れてしまいした。


柱には個別の吹出し口があって任意に開閉できます。


日除けのロールカーテンも電動でした。


乗車したのは先頭のク50601でしたが、これは2両目のモ50501の標記とブルーリボン賞のプレート。


ク50601からの眺望ですが、生憎の雨でした。柱の太さが気になりますね。(撮影:T・O)

車内の画像は平成26年11月9日撮影です。