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大学鉄研の仲間による友情出演も４人目を迎えることになりました。 ただ、今回は友人のＴ・Ｏ本人ではなく、その父上による戦前編をご紹介します。 友人のＴ・Ｏと父上のＨ・Ｏ氏はともに鉄研に所属し、 長い鉄研の歴史の中でも数少ない親子鉄ちゃんなのです。
さて、昭和５年に大阪電気軌道は、桜井線用としてこのデボ1300形を16両製造しました。 従来の大軌の車両は生駒トンネルのトンネル断面の制約から小型車に限られていたのですが、 昭和４年に全通した桜井線(布施〜桜井)には1500Ｖの20ｍ車が投入されました。 翌５年は、系列の参宮急行が全通し有名な参急2200が上本町〜宇治山田に走り始めた年です。 当初デボ1300形は電気制動を持たなかったので青山峠を越えることはありませんでしたが、 大軌・参急の相互乗入車として運用されました。以来、現・近鉄の大阪線で活躍していましたが、 昭和48年頃に一生を終えています。(2003年3月 Ｈ・Ｔ)
