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手前から801-851-852-802です。登場時には黄色帯は、はやりのテープでした が、いつの間にか塗装となっていした。
2004年4月8日 大谷駅


 今月の友情出演は、先月の601・701に続き京阪の801です。 京阪は好きな私鉄の一つだったのですが、好みの車両は5000系まで。 それ以降はどうもいけません。 そんなことで関西に行った時に京阪間の特急車の乗り比べをする程度で すっかり足が遠のいています・・・(2006年9月 H・T)
 京阪・京津線用の801です。琵琶湖畔の浜大津から京都の御陵(みささぎ)、 そしてさらにそこから京都市営地下鉄東西線の京都市役所前まで乗入れます。  この車輌、地下鉄内はATO・ホームドア対応のハイテク車輌ですが、 浜大津と上栄町間は路面を走り、また、大津〜山科間で最大61‰もある逢坂山を越える 登山電車でもあります。もちろん急カーブもあり、 運転室後にカブリツキで見る景色は変化に富楽しめます。 さらに地下鉄に入るとき運転室の遮光カーテンが電動で下りるのには驚かせられます。
 さて、800系は地下鉄東西線の規格に合わせ、1500V仕様とし、 車輌の長さも大津線(京津線と石山坂本線の総称)の規格15mから16.5mに長くして1997年 (平成8年)に落成しました。ただ、車籍が入ったのは京津線の御陵〜京津三条間の最終営業日 (地下鉄開業前日)の1998年10月11日でした。大津線では、初のVVVFインバータ、 シングルアームパンタ、4両固定編成となり京津線に新風を吹き込んでいます。 京都、琵琶湖と言う観光地を走る鉄道らしく先頭車はセミクロスシートです。
 なお、この800から「800形」ではなく「800系」となっています。 それまでの700形などでは制御電動車のみでしたが、 4両編成となり中間車の「850」が誕生したためで、 京阪は「系」と「形」を使い分けているようです。 また大津線はしばらく新車でも車体や電装品を流用していましたが、 この800系は35年ぶりの完全な新車となっています。
 ちなみに35年前の新車は京津線の各停専用車であった80形で、 「8」を引継いだことになります。
(2006年9月 T・O)



路面を走る800系。4両で66mとなり自動車との並走は見ものです。   2004年4月8日 浜大津〜上栄町


京津線で各停専用だった80形82が錦織車庫で保存をされています。
また敷地内には、82の相棒だった81が車体をカットされ前頭部だけ(奥に見えるもの)だけあります。
2004年4月8日 錦織車庫