トップナンバーアルバム

野江駅に停車中の10001系。 手前から10001(Mc)+10501(T)+10701(T:元9601)+10101(T:元7301)+10751(T:元9602)+ 10551(T:元10651)+10051(Mc)です。 10551は元々10000系10651ですが、7両化時に改番されています。
2018年10月 8日 野江駅

淀屋橋側の先頭車10051から見た10001編成です。
2018年10月 8日 野江駅

編入された車両は、裾の絞りや冷房装置が異なっていますが、 気が付く人は少ないと思います。
2018年10月 8日 野江駅


 京阪の1810、2200、3000(初代)等は好きな車両です。 模型化では悩ましいのですが、色々な台車を採用していることも好きな点です。 が、最近の6000系以降はどうも好みではありません。
 好みではないと言いながらプレミアムカーには乗りに行きました。 二階建てグリーン車とは比べ物にならないお得感! さすが関西の私鉄は違いますね。 今月の友情出演は、そんな京阪をご覧ください。
(2021年11月 H・T)
 今回のトップナンバーは京阪電鉄の車両です。会社に勤め始めた頃は、通勤で使い、 関東へ異動してからも、本部が京阪電鉄沿線にありましたので、よく乗車していました。 しかし、勤めを辞めてからは乗車することがなくなり、 雑誌などで新車情報を見るだけになりました。ところが、 2017年(平成29年) 6月から8000系で運転される特急列車に座席 指定有料特別車両「プレミアムカー」の営業が開始されました。 これは「乗らねば!」と思いつつ、1年半後にやっと乗車することができました。 指定の列車まで時間があり、野江駅で京阪列車の撮影をしました。 すると、ホームに10000系トップナンバー編成が、普通列車として入線してきました。 私の頭の中では、支線で運転されていた1900系や2600系の置き換えを目的として 4両編成で登場した車両と思っていたので、 7連となり本線で運用されていたことにビックリしました。たまには乗ることも良いですね。
 さて、10000系前述のように、交野線、宇治線で運用されていた1900系や 2600系の置き換えとワンマン運転実施を目的とし、2002年(平成14年)から営業を開始しました。 2002年に4両編成3本、2006年追加で3本の計6本が製造されています。 アルミ車体で7200系をベースに開発されていますが、 バリアフリー対策として台枠を20mm薄くして床面を20mm下げました。 そのため、7200系にはあった車体裾の絞り込みが廃止され、 屋根高を10mm上げ、客扉が上に10mm拡大しています。登場時は、 従来採用していた緑の濃淡塗装から、ターコイズグリーン一色となり異彩を放っていましたが、 2009年から他車と同様に新塗装化されました。 また、後継車種として、13000系が投入され、6本で製造が終了しています。
 その後、2016年(平成28年)、7200系が8両編成から7両編成とし、 捻出された中間車7301と7302、さらにラッシュ時用の特急として開発された 9000系をセミクロスシートからロングシートへ通勤車両改造し、 8両編成→7両編成化して捻出された中間車9600形を改番の上、 10001編成と10002編成に組込み7両編成化し、本線運用となりました。
 昔から、京阪は他形式に組み込む事例が多く、 たまには車両経歴を調べてみることも面白いものです。
(2021年11月 T・O)


当時はまだ5扉車5000系も走っていました。 この車両もホームドアに追いやられ、消えてしまいました。
2018年10月 8日 野江駅

この時の京阪乗車目的は、8000系特急に「ダブルデッカー」ではなく有料の「プレミアムカー」でした。 後ろから3両目に連結されています。 この車両、座席だけではなく外装も他車とは異なっています。
2018年10月 8日 野江駅