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鉾田駅側線に停車中のキハ431です。左隣はキハ432、右にチョット顔を出しているのがDD902です。
2003年8月3日 鉾田駅


 鉄道趣味には色々な分野がありますが、私にとって「乗り潰し」はおまけ程度です。 同じく「乗り潰し」にあまり興味がなかったT・Oですが、最近になって目覚めたようです。 (2010年6月 H・T)
 2007年(平成19年)4月1日に廃止された鹿島鉄道を走っていたキハ431です。 2000年に入り急に「乗り潰し」をしたくなりました。それまでは「乗り潰し」する気はなく記録を取っていなかったので、 まずは関東近郊からと始めた最初の頃の写真です。 ちなみに鉾田駅に到着しホームに降りた瞬間、20数年前に訪れた記憶が蘇りました。 ところでこの写真、鉾田駅の側線に止まっていますが、 通常この場所に停車することはなく鉾田到着後そのまま石岡に向かって折り返していきます。 実はこの列車は朝方、鉾田到着寸前にエンジントラブルから発煙し、救援を待っていたのでした。 そのためDD902が駈けつけており待機、色々と撮影できた「乗り潰し」でした。
 さて、このキハ431はキハ432と共に1957年(昭和32年)東急車両製造で造られた加越能鉄道加越線のキハ120形が前身です。 1972年(昭和47年)に加越線が廃止、翌年鹿島鉄道に転入してきました。
 私が訪れた2003年頃は、地元の高校生が中心となって結成した 「かしてつ応援団」が署名活動を展開・存続運動が盛り上がりましたが、 親会社の関東鉄道経営悪化によりあえなく路線は廃止されてしまいました。 しかし、かなりの車両が保存され、 このキハ431は同僚だったキハ714、KR501と伴に小美玉市の「鹿島鉄道記念館」で保存されています。 (2010年6月 T・O)

鉾田駅を出発した石岡行きのキハ431です。晩年はクリームと緑色の塗装となり前面も金太郎塗りとなっていました。
2007年1月7日 鉾田駅