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昭和51年1月5日 東京駅 2レ「さくら」

 14系寝台車は、落成直後に乗ったことや東京駅でずいぶん写真を撮ったので自分としては 愛着のある系列です。 オハネ14 1は先行製造車の一員として昭和46年9月に新潟鉄工所で製造、 本運用に先立って落成した車は急行「瀬戸」で試用されました。 14系寝台車は翌47年3月の新幹線岡山開業時より「さくら」「みずほ」「あさかぜ2号・3号」にデビュー、 47年秋には大阪口に3往復分が増備されましたが、 北陸トンネル事故の影響で48年の製造は24系に切り替わってしまいました。 ハネの寝台幅が70cmに拡大され夜間の居住性が向上した反面、 昼間は奥行き70cmの座席が座りづらかったことや、畳んだ梯子が目障りで、 中段が圧迫感があったことなど欠点もありました。 このオハネ14の1は平成元年3月に「北陸」用オールソロのオハネ14の751に改造されています。 (2005年9月 H・T)