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昭和58年4月2日  福知山駅 836レ

 私は「10系」=「憧れ」というイメージが強いのですが、 きっとこれは10系が60年代に天賞堂から製品化されたこと に起因していると思われます。 当時の価格は2000円ぐらいだったと記憶していますが 中学生にはなかなか手が出せない値段でした。151系も そうですが、この時期の天賞堂の製品には何か特別のオーラ があって、今も中古市場で特別扱いされていますね。 さて、 ナハフ11形はナハフ10形の改良形として昭和32・33年に 30両が製造され、当初は特急「かもめ」にも使用されました。 ナハフ10形との違いは、デッキのドアや蛍光灯の照明を採用 したことです。
 昭和44・45年度に近代化改造を受けましたが、便所・洗面所の窓 が上段下降式になったのが外観上の相違点です。 平成7年度に最後の2両が廃車となり形式消滅しましたが、この2両 は工場入場車の控車として使われていました。 幸運なことに、このナハフ11 1は横川に保存展示されています。
(2004年10月 H・T)

昭和58年4月2日  福知山駅 836レ