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 平成になってからはすっかり出番の減ったお召列車ですが、国賓同乗で逗子まで 走るというので友人と戸塚で撮影。結果的にこの日の戸塚付近の警護は寛大だった のですが、「もっと近くで撮れたね」と言った時は手遅れでした。
 その後、急いで逗子での折り返し風景を見に行ったのですが、そこで出会ったの が217系のトップ編成でした。
 217系は、209系をベースにした近郊形初の4扉車として平成6年に2編成が登場、 翌7年から設計変更を加えた量産車が製造されています。1番2番の先行試作編成は 前面の貫通扉が車体裾まで切れ、ステップが左右に分かれているので、印象が少し 違うのが特徴ですね。
 217系の湘南新宿ラインからの撤退で余剰車が生じ、今年(平成18年)から3編成 が東海道に転身しています。
(2006年7月 H・T)




217系はセミクロスの9・10・11号車とグリーン車だけが0番代、 あとは1000番代と2000番代の番号です。 平成13年3月28日 逗子  →






試作編成のクロスシートには足があり、斜に結んだつかみ棒が特徴です。    平成13年3月28日 逗子

ステップに貫通扉のガイドがあるのが前期車(右)、 後期車(左)は貫通扉がダミーとなりステップにガイドがなく、 また側窓の一部が固定窓となりました。   平成18年6月20日 品川

1番(F-01)から3番(F-03)の編成が東海道に転じ、帯の色も湘南色になりました。 横須賀線では4+11でしたが、東海道の流儀に合わせて10号車のサハを付属編成に移して10+5とし、 10(クハE217-1)・11号車のクハには電気連結器が設置されました。 なお、1号車のクハE216は雨樋の形状が異なりますが、 車椅子対応トイレ付きの後期車クハE216-2061と差し換えられています。
  平成18年6月20日 田町 863M


東海道に転じた217系は15連での限定運用ですから、クハE217-1が先頭に 立つことはありません。友人のT・Oから試運転時の画像をいただきました のでご覧ください。電気連結器が取付けられています。

このときは、国府津に到着したばかりで基本編成だけの試運転でした。 付 属編成は、乗務員訓練で国府津〜新鶴見間で乗務員訓練をしていました。 (撮影者:T・O) 平成18年2月28日 国府津