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東京を目指す特急「踊り子」。最後尾がクハ185-1です。
2019年3月29日 二宮〜大磯

リニューアル工事で、ミカンをイメージした緑とオレンジ色のブロック塗装となったクハ185-1。
2013年7月15日 二宮〜大磯

東京向きのクハ185は100番台で、ジャンパー栓受けがあります。
2019年3月29日 二宮〜大磯


 高校生の時は、まだ特急は特別な存在でした。 それがあっという間に特別な存在ではなくなり、 1両にドアが2ヶ所の183系が登場、 続いてドアが2ヶ所に加え、幅が1000mmもある185系が登場しました。 これが特急車?と思ったものですが、斜めストライプは新鮮でした。 しかし、ストライプ塗装に戻すとは思いませんでした。 今月の友情出演は、そんな185系をご覧ください。
(2019年4月 H・T)

 2014年(平成26年)3月ダイヤ改正で、高崎線系統の特急が、 10両編成を使用する新宿発着の1往復を除き、 185系7連から651系1000番台の7連に置き換えられた時、 東京〜伊豆急下田を走る特急「踊り子」もソロソロ危ないかな、と思いました。 やはり、2017年(平成29年)4月JR東日本から、中央線にE353系を投入、 捻出されたE257系を改造の上、東海道線に転籍させ、 特急「踊り子」として使用すると発表されました。
 学生時代、急行や普通列車として運用されていた153系が、 やっと仕事にも慣れた1981年(昭和56年)185系に引き継がれて以降、 長い間乗車した車両が、終焉の時を迎えることは、チョット寂しい気持ちがあります。
 さて、185系0番台は、普通列車でも運用出来る「特急車両」として誕生しています。 座席は、転換クロスシートでデッキもありますが、客扉が1,000o幅で片側2ヶ所と、 新しいタイプの優等列車となりました。 そしてクリーム色に緑のストライプが入る斬新な塗装でした。 その後、1982年(昭和57年)には、大宮発着の暫定開業となった東北、 上越新幹線のための上野〜大宮を結ぶリレー号として、 耐寒仕様を施した200番台が生まれました。 車体や主電動機、制御方式は、一足先に京阪地区で誕生した117系を基本としています。 国鉄が、最後に製造した優等列車で、分割民営化後は、 全車両がJR東日本に引き継がれています。 1985年から2002年にかけてはリニューアル工事を施工し、座席や塗装が変更されました。
 身近な車両であったためか、意外と撮影をしていなくて、あわてて撮りました。
 185系を使用しJR東海へ直通していた「ムーンライトながら」や修善寺「踊り子」は、 今後どのようになるのでしょうか。
(2019年4月 T・O)