トップナンバーアルバム

この形式は僅か21両しか製造されませんでしたが、製造メーカーにより仕様が異なっています。 このキハ32 1は新潟鉄工所製です。
2013年10月27日  松山運転所


 T・Oの友情出演、年末セール2本立てのもう一つはJR四国のキハ32です。 どうも国鉄末期に生まれたこの仲間は苦手で、「キハ31」だの「キハ37」だの言われても、 よ〜く考えてやっと「ああ、あれか」と確認できる始末です。これもトシのせいでしょうか。 (2013年12月 H・T)
 トップナンバー四国編、伊予鉄道610系に続く第二弾はキハ32です。 伊予鉄道乗る前に内子線にも行ってきました。 その時松山駅に隣接している松山運転所で午後の運用に待機していたのが「キハ32 1」でした。
 キハ32形は、分割民営化を控えていた1987年(昭和62年)、経営基盤が脆弱となると予測された北海道、 四国、九州の3社向けに老朽化したキハ20形などの取り替え用としてキハ54、キハ31とともに開発・製造されました。 当時の国鉄財政事情から台車は国鉄車両お馴染みだったDT21系列で、 廃車発生品のDT22Gと(動力台車)とTR51E(付随台車)を履いたり、 ドアはバス用2枚折り戸を採用したりして、コスト低減を図っています。 また閑散線区での使用を前提に、全長16m・車幅2.7mで当時の国鉄車両の中で最も小型でした。
 私が乗った松山駅10時19分発伊予大洲行きはキハ54の単行でしたが発車間際に超満員となりました。 予讃線もこんなに需要があるのか。 16m車キハ32で賄えるのかと思いましたが、次の市坪駅でほとんどの方が下車してしまいました。 駅の近くにある松山坊ちゃんスタジアムでイベントがあったようです。 やはり輸送量はキハ32で十分でした。
(2013年12月 T・O)


高知運転所のキハ32 13は富士重工製。ライト形状、客室窓高さなどに相違を見ることが出来ます。 (車体上部青いラインと窓位置に注目)
2010年11月13日  高知運転所