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3連に増結されていたので中間に入ってしまったキハ187-1。  平成18年3月16日 鳥取駅


 「出雲」に使用している尾久の25系は平成17年も全検を受けて いたので暫くは安泰かと思っていたのですが、「あさかぜ」・「 彗星」に続いて廃止が発表に・・・・
 東京側では客車の写真が撮れる場所がなく、思いきって鳥取ま で出かけることにしました。
 鳥取以西の山陰本線にキハ181系の姿はなく、代わって俊足の キハ187が走り廻っていました。米子・鳥取間をキハ187の「スー パーおき」で往復しましたが、従来の気動車とは異なる走りは ちょっとしたショックでした。なにしろ加速が軽快!そして速い! レールの継ぎ目の音が「出雲」とは比べ物にならないぐらい早い のです。4段変速のエンジン音も初めてなら、エンジンブレーキ (排気ブレーキかな?)も初めて耳にしました。また、カーブで は「カントがやけにきついな?これって振り子だっけ?」と気が つく始末。「あずさ」よりずっと自然に傾いてコーナリングして いました。
 木質系を基調とした車内は落ちついた雰囲気を出しているので すが、よく見ると仕上げの雑なところが目につき、「いい仕事し ていないなぁ」。
 さて、キハ187形は2001年から山陰本線の高速化に貢献してい る特急用気動車です。450PSエンジンを2台もち、トイレ付きの 0番代と喫煙コーナー付きの1000番代を背中合わせにした2両 編成を基本としています。
 しかし、500PSエンジン2台のキハ181系よりも速いのは何故 でしょう?これが技術の進歩なんでしょうか? (2006年3月 H・T)


京都側先頭車はキハ187-1001。1000番代は喫煙コーナー付。  平成18年3月16日 鳥取駅