トップナンバーアルバム

クモハ373-1: 371Mホームライナーで静岡駅に到着した373系のトップナンバーF1編成。 JR東海は朝でも「ホームライナー」です。
2014年8月14日  静岡駅

形式番号上の客室窓だけ幅狭となっています。 2014年8月14日  静岡駅

サハ373-1: クモハ373形と共に車端部にセミコンパートメント席があります。 2014年8月14日  静岡駅

クハ372-1: 編成で唯一、トイレと洗面所を備えています。 2014年8月14日  静岡駅


 国鉄がJRに分割され、それぞれの会社で車両を設計するようになると、 カラーが出るというのでしょうか、路線の違いが現れてきましたね。 JR東海は、国鉄デザインを現代風に進化させたとでもいうのでしょうか、 一番違和感なく受け入れられるように私は感じています。 ただ、クリーンなんだけど何か一つ足りない、そんな印象があったりします。
 今月の友情出演は、そんなJR東海の373系をご覧ください。 ハセガワから再生産されたら、自分好みにアレンジを加えてみたい、そんな気になっています。 (2014年10月 H・T)
 航空会社のスカイマーク社がエアバス社製総2階建航空機「A380」をキャンセルしたニュースがありました。 その記事の中で、「A380」の販売が苦戦していることが載っていました。 「A380」は座席数500〜800席の世界最大の飛行機ですが、満席に出来る路線が限られ、 航空会社が導入に慎重となっているからだそうです。
 国鉄末期も、首都圏や京都・大阪・神戸圏で活躍していた長編成の103系、 113系、115系などが分割や中間車の先頭車改造で短編成化し、地方へ転出しています。 やはり、10両、15両編成の長い編成で走る線区は限られるようです。
 さて、373系は身延線特急「ふじかわ」用として、1995年(平成7年)に登場しました。 ローカル線特急として、グリーン車無しの普通車のみ、3両単位で運転出来るように設計されています。 また、国鉄末期の1981年(昭和56年)に登場した185系と同じく普通列車運用も考慮されています。 しかし、時代の流れで鋼製、抵抗制御の185系に対し、ステンレス車体、VVVFを採用しています。 1996年には飯田線特急「伊那路」やすでに長距離輸送の役目は新幹線に譲っていた東海道線特急「東海」(6両運転)、 そして夜行快速「ムーンライトながら」(9両運転)で運用を開始しました。
 このトップナンバー編成、大磯でも「ムーンライトながら」折り返しの東京発静岡行き普通列車(323M)で見ることが出来ました。 しかし、「ふじかわ」として登場したために、ATS-Pを搭載しておらず、 運用される時は9両編成の中間に挟まっていました。 その後JR東海もATS-Pを導入、機器搭載で全編成が共通運用となりましたが、 JR東日本へ乗り入れることはなさそうです。 (2014年10月 T・O)


特急「(ワイドビュー)東海」として活躍していた頃。 2002年12月15日  大磯〜二宮