【4158】 S63.10.22 品川

座席数28のプルマン食堂車です。食堂車といいながら調理室はありません。ヨーロッパでは、 「プルマン」は食卓を持つ高級座席車を意味し、戦後アメリカから入ったプルマン式寝台車とは異なります。
紺とクリームの塗り分けは、紺一色の編成にあって目をひく絵になる1台です。
国内運行では、寝台定員100に対して食堂はこのプルマンとプレジデンシャルで58席が用意されていますので、 二交替制で食事を楽しんだと思われます。



 平成5年(1993)イントラフルーク社は経営難に陥りオリエント急行の客車達を手放すことになってしまいました。 先行きが心配されましたが、この4158は箱根に開設されたラリック美術館に収容されました。 保存状態は良好ですが、レールの上を走ることはなく、複雑な心境ではあります。
(2012年追記)

窓の上部にあった整風装置がはずされ、あっさりした印象です。また、幕板の文字も変更されています。

2100円でコーヒー、ケーキをいただきながら40分間の乗車ができます。
美術館の入口とは別になっていますが、乗車しないと写真が撮れる場所に入ることは出来ません。