オハフ33 3549
昭和49年3月16日  松任駅
昭和40年12月に大宮工場でオハ35 2953を改造。1500番台とされていますので、 コロ軸受けの台車を履いていたはずなのですが、 撮影時の昭和49年には円筒コロ軸受のTR23を履いています。同じく大宮工場で改 造されたオハフ33 3550とともに種車は平軸受の TR23を履いていたと推測され、円筒コロ軸受化の時期が気になります。車体は、 絞り折妻に鋼板屋根の組み合わせです。緩急車化 改造時に近代化改造を併施していますので、塗色は青15号、車掌室窓は700 mm 幅、照明は蛍光灯になっています。 また、 便所・ 洗面所の窓は2段中折れタイプです。余談になりますが、 41年度の近代化改造 車より洗面所の 窓が上段下降タイプに変更になる (便所窓は2段中折れタイプ)のですが、オハ35形改造のオハフ33形には残念な がら該当車が存在しません。 改造時の配置は富 山、 その後は一度も移動することなく昭和61年3月に廃車になりました。