オハフ33 3008
昭和47年12月10日 新津 伊藤威信さん撮影
昭和40年3月に長野工場でオハ35 2655を改造。平軸受のTR23を履いているので1000番台とされています。 種車のオハ35 2655は昭和21年新潟鐵工所製、車体は丸屋根、全溶接なのでリベットは無く、妻板下部の切り欠きがありません。 近代化改造を受けていないので車掌室の窓は1000mm幅の上昇窓のままです。 改造時の配置は長岡、その後は46年度に直江津、 49年度に酒田に移り、昭和53年6月に廃車になりました。

戦後の新製は昭和20年度予算車(落成は21年になってから)から再開、 戦争による車両不足から少しでも座席数を多くとオハフ33形は先送りされ、オハ35 582〜693が製造されました。 この20年度予算車は17年度の設計を使用しており、車体は全溶接の丸屋根ですが、台車だけはTR34となりました。 このグループには例外が存在し、リベット接合の車体や、戦災車のTR11やTR23を履いた車両がありました。 オハ35 2655は戦災車のTR23を履いています。