オハフ33 1517
昭和61年2月3日  豊岡  撮影:黒岩択実さん

昭和61年3月12日 544レ 福知山駅 撮影:宇田 惣郷さん
昭和39年11月に高砂工場でオハ35 923を改造。 コロ軸受けのTR34を履いていたので1500番台とされています。 車体は本来は絞り折妻に鋼板屋根なのですが、 東田子の浦事故復旧の際にオハ35には存在しないはずの完全な切妻になりました。 この東田子の浦事故とは、米軍のトレーラーと衝突炎上した踏切事故で、 おそらく米軍から補償があったのでしょう、 熱で台枠が歪んでしまった車を含め全車が復旧しています。 昭和39年度に改造された戦後設計のオハ35ですから、緩急車化改造時に近代化改造を受けています。 したがって、塗色は青15号、車掌室窓は700 mm幅、照明は蛍光灯になりました。 また、39年度後半の近代化改造車につき、便所・洗面所の窓は2段中折れタイプになっています。 改造時の配置は向日町、45年度に福知山に移動し62年2月に廃車になっています。 黒岩さん、宇田さんから画像を提供いただき両側面が揃いました。