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 水彩を描く(2) 2016年10月30日


時よりデッサンの途中で全体の印象を確認します、無機質の中に人間の動きがあった方が良いですね、 そこで乗りこむ機関士を配置してみました、黒い鞄とズボンからぶら下げた手ぬぐい、 咥えたばこにナッパ服姿、よく見かけた姿です。


色を入れる前にデッサンを見直すと人物のスケール感がおかしいのに気がつき2割ほど拡大してみました、 明るい部分から大ざっぱに色を入れていきます。


まだ完成ではありませんが続けて描いたリオグランデ物の作品(模写)と並べて展示しました。
照明によって印象がガラッと変わりますね、 課題は山積みですが今後は日本ではまだまだ認知されていない鉄道画の良さを多くの人に知ってもらいたいと思います。(S.S.)









 水彩を描く(1) 2016年10月23日


そろそろ、年に一度主宰しているグループ展に向けた作品を描かなくてはなりません。
数ヶ月間全く進まない真っ白なパネルを横目に見て過ごしていましたが、あと1ヶ月せっぱ詰まっています。
ネタは中学一年の時に平機関区で撮影した磐越東線のD60に決めました、 なぜこの角度で撮影したのかは全く覚えていませんが、 きっとD50の車体と近代的な従台車がミスマッチに見えたのでしょう、 残暑厳しい9月の深夜、氷と赤ワインをなみなみ入れたグラスを横に置きデッサンを始めました。


斜めから見た車輪を描くのは難しいですね、スポーク物は特に。


この段階で一番気を使ったのがサンドドームの形状です、 D60の元になったD50は川崎造船、日立、汽車会社、日本車両の4社で製造しましたが、 このカマは川崎造船製で丸みがあるのが特徴です。(S.S.)









 天空ホテル建設(2) 2016年10月16日


二階部分の構造は厚ボール紙で作りました、これも廃材利用で窓はまだ抜けていません。


二階はレストランのスペースで角のテーブルはパノラマビューの特等席です (実は窓枠が足りず大窓にしました)、眼下には渓谷と機関区が見える絶景ポイントです。


ゴンドラを上下させる動力には当然スチームエンジンですね、線路脇に設置します。
(実際に動力を使ってゴンドラを上げ下げさせるかは思案中です)
Oスケールでどこの製品が良いかとこの手のオーソリティーK氏に尋ねたところ、 今は廃業してしまったC.H.B.MODELSが良いとのことでした、 なんと余剰キットをお持ちなんですね、早速送ってきてくれました・・・ありがたい!! (S.S.)









 天空ホテル建設(1) 2016年10月9日


崖が天井まで届くと作りたくなるのが最上部のホテルです、これはジョンアレンが作った Gorre & Daphetid (ゴリー・アンド・デフィーテッド)鉄道のアイディアで 宿泊客はゴンドラに乗りホテルまで吊り上げるという、何とも危険な仕掛けです。


建物の構造は風雪にも耐えられる頑強な作りを目指しました、 とはいえ遙か上にあり細かいところはまったく見えないので廃材利用の安直なストラクチャーです、 一階部分は駅舎の余剰パーツで組みました。


床は三輪そうめんの空き箱の蓋、梁は庭に転がっていたザクロの枝を瞬間接着剤で組み、 窓はジャンク品から適当なサイズの物を選びました。 (S.S.)









 ウレタンフォーム(2) 2016年9月18日


想像以上に膨らんだフォームはまさにマシュマロの山です。
どう見ても岩肌には見えません、レイアウト制作記事のYouTubeではこの固まったフォームの表面を バーナーで炙って溶かし凹凸をつける様ですが室内ではとても危険でここではできません。
一部は電気コテで溶かしてみましたが多量のガスが発生しこの方法も断念しました。
仕方なくカッターでカットしましたがゴミが出るばかりで一向に進みません。


大まかにでき上がった状態です、天井からの崖とはイメージが違います。


ワイヤーブラシでこすって表面を荒らします、これもゴミがたくさん出る作業です。


表面処理にはプラモデル用のサーフェーサースプレーを吹いてみましたが これだけの面積では何本必要かわかりません、経済的でないのですぐに諦めます。 そこで薄く溶いたプラスターを塗ってみました。


遠景で見ると如何でしょうか?
ウレタンフォームは否定的な見解になりましたが使い方を熟知すれば良い素材かも知れません、 どうも私には慣れたプラスターの方が相性が良さそうです。(S.S.)












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