ボイラー・ランボード

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 ボイラー・ランボード8【フロント3】 2012年9月23日




 デフが付き、ボイラー・ランボードに戻ってきました。 ランボードから開放テコまで一体になっている画像を1の仮組に載せましたが、 180°曲げる端梁が途中でポロッと折れてしまいました。 実は3の【フロントエプロン&火室】の画像から端梁の姿がなかったのです。 開放テコが華奢なので復旧は最後にしましたが、これは結果的に正解でした。
 フロントの網目板が少し長くて前に出ていましたので、これは削っておきます。 開放テコまで付くと形になってきた実感が湧いてきます。



 懲りもせず、キットに入っていない部品を用意しました。 フロントのステップ、それに門デフとセットになる掴み棒です。 掴み棒はロストですが、肌の状態や丸さがイマイチです。 0.4mmとあるので、0.5mmの穴を開けたのですが太くて差し込めません。 さてどうしよう、と思ったら、開けた穴は0.3mmでした。そりゃ差せませんね。




 ステップは洋白のエッチング抜きです。さすがに洋白はカッチリしており、好感の持てるパーツでした。 Nゲージには洋白をもっと採用したほうがいいですね。 なお、ステップと掴み棒は前から2mmの位置に中心を揃えて取付ました。




 久しぶりに煙室扉をはめ込んでの撮影です。 これで上廻りは安全弁(これは塗装後に接着)とヘッドライトを残すだけとなりました。(H・T)






 ボイラー・ランボード7【調整】 2011年11月20日


 上廻りと下廻りを固定することが出来ましたので、ここで寸法をチェックしてみます。 「車輌の視点」に掲載の図面によればランボード上面はレール面から2075mm、150で割ると13.83mmです。 トースカンをセットしてあててみると、1mmほど高いようです。 同じく屋根高さは3930mmで、26.2mmとなりますが、こちらも1mmほど高いですね。
 Nゲージの場合はオーバースケール気味なことが多いのでしょうが、1mmとなるとプロポーションに影響しますね。 ランボードは水平を保っているようですから、台枠の軸穴を削れば全体に下げることが出来るはず。 しかし、精度よく削れるか、躊躇するところです。
 一方、正面から見るとシリンダーブロックが水平ではありません。 台枠との填め合わせが不十分なようで、こちらも調整が必要です。










 ボイラー・ランボード6【組立2】 2011年11月13日


 さて、次はボイラーにキャブを取付ます。 キャブの前側妻板は火室の形に丸く抜けていますが、火室に差し込む突起で位置決めするような構造になっています。 ランボード後端でキャブとハンダづけしますが、ここだけで固定するのは少し不安がありますね。 しかし、キャブの中にハンダこては入りませんので、ボイラー廻りのパイピングで固定を補うしかなさそうです。




 キャブの妻板と火室の合わせ目に隙間がありますが、ここは埋める手だてがなさそうです。






 3回続けて今回もパーツが一つも減らないのは気に入らないので、コンプレッサーと給水ポンプの取付座をつけました。 例によってエッチングで溝が掘られているので谷折りしますが、折った時の感触が妙に柔らかかったので、 内側にハンダを流して補強してあります。




 キャブが固定されたので、レールの上に乗せてみました。(H・T)








 ボイラー・ランボード5【組立】 2011年10月23日


 いよいよボイラーにランボードを取り付けることにします。 ランボードを境に上下が分割されている火室は、 繋がりが不自然にならぬようランボードの内側いっぱいまで広げておきます。
 しかし、左右のランボードを繋ぐ梁をボイラーの切り欠きにはめる構造、 どう見ても強度に不安が残ります。






 フロントエプロンもここで補強しておきました。 下回りと合わせて、この部分に隙間があることを確認、 ボイラーとエプロンを真鍮板で結ぶことにします。 エッチング抜きパーツの枠から切り出し、折り曲げたパーツをハンダづけ。 これでエプロンが折れて分離する危険から開放されました。
 次はランボードの補強を考えましょう。




 ランボードの補強は、梁とボイラーを結ぶパーツが必要だなと。 で、コの字形の真鍮線で上から押さえてしまうことにしました。 簡単で我ながらグッドアイデアだったと自画自賛。






 今日は残りパーツが一つも減らなかったので、見た目は進んでいませんが、 ランボードが固定されたボイラーを手にすると、 「だんだん機関車らしくなってきた」と顔がほころんできます。 次はキャブを固定すれば、下回りと組み合わせることが出来ます。(H・T)










 ボイラー・ランボード4【フロント2】 2011年10月16日


 10月はノーブルジョーカーの運転会がありまして、 アクラスのマニ36とスハ32を仕上げていたもので2週お休みしてしまいました。 マニ36とスハ32は模型のアルバムで紹介させてもらおうと思っています。
 さて、久しぶりに工作再開ですが、フロントエプロンの網目板がもう1枚出てきました。 前回、垂直の部分には網目板が用意されていないと書きましたが、 もう1枚あれば話は別です。2mm幅で切り出してみました。




 小さなパーツなので裏側にハンダメッキしておき、表にハンダが出ないよう気をつけます。 外側は門デフのステーのハンダしろを確保するために一段へこませてあります。
 これでちょっと男前になったような気がしますが、自己満足ですかね。 今日はデジカメが電池切れで充電したこともあり、これにて時間切れです。(H・T)










 ボイラー・ランボード3【フロントエプロン&火室】 2011年9月25日


 煙室扉が完成したので、いよいよボイラー廻りにとりかかります。 が、勢いづいて一気にいってしまい、工作前にパーツの画像を撮りそこないました。
 1【仮組】に写っているように、まずはフロントの網目板をハンダづけしました。 垂直部分は、面積が小さいからか網目板が用意されていません。 標準のデフならばともかく、門デフの場合は目立ちそうですが、 同じ網目板が用意出来ませんので、ここは我慢ですね。 次に給水温め器とその上のステップをハンダづけしました。




 1【仮組】ではランボードに網目板がハンダづけ済みと書きましたが、これは仮留め程度のハンダづけでした。 ハンダづけ用の穴が6ケ所残っていますので、ここはガッチリ留めておきます。
 16番ですと火室はボイラーと一体なのですが、火室のランボード下は別パーツになっています。 火室の突起をランボードの切り欠きに合わせて位置決めするようにはなっているのですが、 イモづけなのでちょっと苦戦しました。 あちこちにエッチング抜きのランナーが残っているので、これはヤスリで落としておきます。 ランボード、ボイラー、キャブを合体すればいよいよ機関車の形になりますが、 これは次回のお楽しみということで。(H・T)








 ボイラー・ランボード2【煙室扉】 2011年9月18日


 工作する手の甲に汗が滲むほど暑いと工作意欲に支障します。本業が忙しかったこともあり、一回休んでしまいました。 今日は東急バスの20周年記念塗装車を撮って、陽が落ちてから工作再開です。
 ボイラー先端が丸くなかったので、丸い色鉛筆をボイラーに挿して指でグリグリ押してみました。 この程度になれば大丈夫でしょう。




 煙室扉廻りのパーツはこれだけ。何故か同じ部品が2つありました。 多い分には困りませんが、足りない部品がないことを祈りましょうか。 煙室扉まわりの手すりは一体のエッチング抜きです。これも色鉛筆に巻き付けるようにグリグリして丸くします。




 リング状の枠に手すりをハンダづけし、扉を支える蝶番を曲げますが、 煙室ハンドルとナンバープレートの台座まで繋がっているのはさすがです。 煙室扉の縁はもっと丸みをつけたいところですが、 このサイズの丸い部品を支えることが出来る工具を持ち合わせていませんので、 挽き物の周囲を均等に丸くするのはちょっと困難です。




 手すりのステーが裏側に出っ張っていますので、これは平面になるまでヤスリ で削ります。 挽き物に填めてハンダづけすると煙室扉が完成です。(H・T)








 ボイラー・ランボード1【仮組】 2011年9月4日


 テンダーが形になってきたので、いよいよボイラー廻りに進むことにします。 まず、ボイラーにランボードを固定するとありますので、部品を揃えてみます。 ランボードには網目板がすでにハンダづけされています。






 ランボードを折り曲げ線に沿って曲げてゆきますが、開放テコまで一体になっているのはワールド工芸ならではです。 このあたりの構成はもう慣れてきたので驚きはありません。
 ちょっと困るのは、フロントエプロンです。 ランボードから一体なのですが、角度を固定するすべがありません。 普通にはデフが固定のガイドとなり得るのですが、キットのデフも門デフですから使えません。 折り曲げ線のエッチングは深く、固定の支えにならないばかりか、何度も曲げるとすぐに折れてしまいます。 フレーム形の部材で固定することを考えるとしましょう。




 左右のランボードを繋ぐ3本の梁をボイラーの切り欠きに填めて位置決めするようになっています。 ただ、ここは構造上ハンダシロがないので固定が難しそうです。




 ボイラー前端は真円ではありませんでした。先に煙室扉を取り付けて円を固定する必要があるようです。 今回は下見まで。次は煙室扉から組み立てることにしましょう。(H・T)








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